1試合で通算10塁打
今いち盛り上がりに欠ける相場模様でしたが、DMソリューションズ(6549)がJASDAQに新規上場を果たしましたね。ボラティリティだけ異様に高くて日中値幅は620円でしたが、寄り〜引けでは100円マイナスで決着しました。
公開価格の3倍付近ですから、割当のあった個人投資家は喜んでいることでしょうね。
それにしても最近はアセンテック(3565)から3連続なだけに、SBI証券主幹事の案件が多い印象です。
さて、相場もちょっとひと休みしている間に、掲題の「1試合で通算10塁打」の話ですが、当然野球の話だと思いますよね?
野球ファンの方も多いかと思います。
私は野球苦手なので詳しくないので野球の話はできません。
ですが、「テンバガー」というワードは聞いたことがあります。
そう、投資家ならだれもが夢見るあの“テンバガー銘柄”(株価10倍の大化け株)のことですね。
実は野球の世界でも「1試合で通算10塁打」を「テンバガー」と言うのだそうです。
しかも本来は野球用語の方が先に認知されていたそうです。初めて知りました(笑)。
テンバガーとなる銘柄には共通している事項があるのは有名な話です。
欠かせないのは市場における注目度の高さ。旬のテーマやキーワードに関連していたり、突発的なニュースが材料視されたり、多くの投資家が関心を寄せるようになる何らかのきっかけを持ち合わせているようですね。
また、時価総額が小さいことも共通事項です。裏返せば、発行済み株式数もそれだけ限られており、大型株と比べて値が飛びやすいという特徴があります。
なんで今こんな話をするのかというと、相場全体が冴えない局面であっても、高い話題性を有する中小型株はテンバガーと化す可能性を秘めていると言えるからです。
しかも、市場の方向感が定まらない中で日経平均も上値を追う展開にはなっておらず、物色の柱が不在の状況です。
強いて言うなら、ポケモンGO以来の任天堂相場になっていることですよね。
「ニンテンドースイッチ」が話題性、注目度の高さで突出していたとしても、ここからテンバガー達成は難しいと言わざるを得ません。
そこで狙うならテンバガー達成の可能性ある銘柄ということになります。
ただし、これらの特徴はリスクとも表裏一体だと言え、ましてや、話題性が高いということは、陳腐化して投資家が関心を示さなくなるのも早いという危険性も伴うということを認識しておく必要があります。
また、流動性が低いという観点からも、株価が急騰しやすい反面、急落もしやすいことを意味しています。
値動きが激しいからこそ、投資家が夢見るテンバガーとなる可能性があるわけで、一方で、大きな痛手も被りかねない。テンバガーとなる銘柄は、相場全体の情勢に関わらず、個々の要因で株価が反応するので見極めが必要ということですね。
ただし、そうしたリスク面での分析を精査したものならボラティリティが上昇したとしても怖くありません。
しっかり握っておくだけで、テンバガー銘柄をつかむ可能性があるわけです。
あとは時間の問題。
しかし、そんな諸条件をいとも簡単にクリアしてくる銘柄が見つかったかもしれません。
それが、異次元の可能性を持つ【アナザーワールド銘柄】。
まだご覧になっていない人は一度情報を確認しておいた方がよいと思いますよ。
【 相 場 の 格 言 】
『急騰する相場に変じよ』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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