力技が続く様子見相場
全体としては為替に引っ張られがちで、利益確定の売り物が出てきた1日でした。
そんな中でも強引に買い上げられている銘柄はいくつも散見されてはいますが。こういった様子見相場では力技の銘柄ばかりが目立ちます。
為替が動く要因として昨日のFOMC議事録も重要と言えますが、米国金利は一旦調整しただけでした。
委員の中でも見方が分かれているようですが、総じて足元のインフレ軟化を気にする様子はなく、金融政策に路線変更はなさそうです。
エコノミストの大勢は今後の金融政策に対して9月のバランスシート縮小開始、12月に年内最後の利上げがあると見ているようです。
米国の金利動向をうけて為替はほぼ連動して動いており、昨日はドル円の上値を113.68円まで伸ばし、上値抵抗ライン抜けには明日の米雇用統計が重要視されそうです。
前哨戦となる今晩のADP雇用統計は前回5月からは上振れる予想がなされており、これにサプライズがなければ北朝鮮リスクが一旦様子見となっていることから113円台定着が実現しそうです。
ただし、昨日の国連安保理緊急会合で主要国の足並みがそろっていないことが露呈してしまいましたので、明日からのG20首脳会議でも具体的な対応策は見出せないかもしれないですね。
市場を冷やす要因がなくならないことは皆さんも不安の中で取り組まなければいけないので早く解決に向かってほしいですよね。
昨日は続落で始まりましたが、後場堅調となり、また6/30以来となる日銀ETF買いもみられたようです。
結果的に2000銘柄以上が値上がりしてたようですので、直近で軟化している業績期待株の安いところは拾うチャンスといえます。
と言いましても、米雇用統計前の為替動向は乱高下が激しくなりますので、自動車関連などの直近持ち直してきていた銘柄には利益確定の動きが出ています。KOA(6999)なんかが新高値とってきてますしね。
明日は内需株を中心に決算発表があり、市場も徐々に企業業績へと関心が向かうと思われますので、ここからの業績相場を見据えた銘柄を監視しておきたいところです。
面白いビジネスモデルを展開しているデザインワン・ジャパン(6048)や主力事業が上向いてきたトーヨーアサノ(5271)は保ち合い放れできるかに注目です。
また、事業好調が続くエスクローAJ(6093)などや上昇トレンドを続けるマックハウス(7603)などの発表を確認しておくとよいのではないでしょうか。
今日もまた投資家部門別売買状況(6月最終週)が更新されますので、年金や金融機関の買いに対して個人投資家の売りが続くのかチェックしておかなければなりませんね。
【 相 場 の 格 言 】
『利食いに迷わば半手仕舞い』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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