順張りと逆張り-3
今日は「順張り」を解説していこう。
「順張り」とは株価が上昇トレンドにある時に買い、
さらに高く上がった所で売るという、強気の売買手法だ。
是非使いこなして欲しい。
上昇トレンドを確認する方法としては、
上値の節を抜けてくるかどうかがポイントとなる。
(下値の節を割らないことも大切)
ここでいう上値の節とは、
日中足の高値・日足での直近高値・上場来高値や
各移動平均線・株価の代替わり等の心理的節目が分かりやすいだろう。
短期目線での使用法を覚えれば、
色々なポイントで応用が利く。
例えば、直近では新興市場銘柄が大きく下げた。
下げている途中に買う場合、それは「逆張り」となるが、
その後の動きを見て、
戻りの上節を抜けるタイミングで買うのなら「順張り」となり、
直接、逆張りで買うより上手くいく場合も多い。
上抜けできなかった場合、
その売買が失敗だったことが分かり、すぐに撤退の判断を下せるので、
損失を抱えたまま、所謂塩漬けになってしまうことを避けられるのも利点だ。
上を買うことに恐怖心を持つ人も多いだろうが、
強気に攻めた時の方が、上手くいくのが株である。
上節でもなんでもない、
素っ高値をジャンピングキャッチすることだけはやめておこう。
執筆 相場師 徹兜
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