上昇の宿命を背負った銘柄
【ダイヤモンドテンバガー銘柄 第二弾】が想像を上回る動きで本格的に強含んできましたね。
上がるべき時に上昇をけん引するのは将来のテンバガー銘柄の宿命みたいなものなのでしょうか。
さて、米ADP雇用統計もGDPも思ったより良かったみたいですね。
あわせて原油在庫統計の発表もありましたが、原油価格は落ち着いた推移で米経済の底堅さを改めて確認できたと言えるでしょう。
一番の注目は明日の米雇用統計ですが、大きな波乱なければ利上げ支援材料として認識されることと思います。
米国は今、予算不足に伴う政府機関の閉鎖や債務上限問題にかかる国債のデフォルト(債務不履行)といった財政規律上の問題に直面しています。
トランプ政権は大統領選のロシアゲート問題に続き、トランプ大統領自身が人種差別的な言動で米世論の批判の高まりを受けてますので、自業自得なんですが支持率の低下や経済界の離反を招いてしまっています。
まさに政治的な窮地に立っているトランプ大統領も事の重大さが解かっているのかいないのか、メキシコの壁建設に固執している印象ですので、優先順位をつけて問題解決に動いてほしいものです。
今回のような米国の財政規律の問題はオバマ政権時にも持ち上がったことがあり、2013年10月にも暫定予算を9月末までに成立させられず、当時はおよそ18年ぶりとなる連邦政府機関の一部閉鎖を引き起こしました。
ただし、結局のところ米議会では共和党と民主党が互いに妥協するかたちでこの債務上限問題も含めて乗り越えてきましたので、米政府の来年度予算措置と、債務上限の引き上げをめぐる2つの法案審議の決着を見守りつつ、多少楽観視しているところもあるかもしれません。
そもそも冒頭でふれたように米経済指標が堅調を示しているのに、米国債のデフォルトで経済破綻なんて笑えないですよね。
昨日のコラムでも取り上げてますように、世界中のマネーは今、米国債に集まっている状況です。デフォルトとなればこの資金が一斉に逃げ出して、その他資産に流れる可能性はありますが米国のデフォルトとなれば新興国のそれとはわけが違います。
世界中がリスクオフに傾くような暴挙は起こらないと思いますが、そうした極めて確率の低いテールリスクを意識して金などの安全資産を求める動きに繋がっているのでしょう。
発想の転換ですが、そんなにも過度に極端なリスクを織り込んでいるとしたら、多少の不安感が解消されるだけでリスクオンとなり、株高につながる可能性は十分にあります。
しかもそれは私たちが考えている以上の市場インパクトをもたらすでしょう。
米国債市場のチャートがトレンド転換するには目先で米国金利が2.15%を上回ってくる必要がありますが、昨日時点では2.13%まで戻したところです。
おそらくカギとなるのが週末の米雇用統計であり、その影響は債券市場に波及して為替動向にも表れてくるかと思いますので、ドル円の推移に従ってリスクポジションを張っていくのがよいと思われます。
今のうちに上昇の宿命を背負った銘柄仕込んでおきませんか??
【 相 場 の 格 言 】
『余りものに値なし』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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