株高は“バブル”という名の思考停止から逃れよ
一時マイナスに転じる場面があった日経平均も後場の切り返しで一段高となりましたね。
この強さはどこまで続くのか投資家なら誰もが気になるところかと思います。
というのも、マザーズ指数はまたもやマイナス引けとなり、主力株と新興株の明暗がくっきりとしています。
前場高く始まったものの、マイナス転換してその後戻りを試すも主力株と比べるとやや見劣りしてしまいます。
指数の高値更新に対して中小型株の中には出遅れているものも多くみられますが、大きな資金移動はまだ見られないようです。
中小型株をメインに投資している個人にとっては我慢の展開ではないでしょうか。
物色の手が入ってくるタイミングを待つのも一手ですし、主力株と小型株の両面作戦もありだと思います。
主力どころではここにきてセクターローテーションで小売り業種にも動きがみられるようになってきましたので、
為替円安だけで日経平均を追いかけるのではなく、内需株にも妙味が出てきたといえそうです。
値がさではありますが、ニトリHD(9843)やマツモトキヨシHD(3088)。
あとは医薬品卸売の東邦HD(8129)やアルフレッサHD(2784)なども前回の戻り高値を抜けて上値を見に行く動きかと思います。
おそらく選挙投開票日までは主力優勢の展開が続きそうですが、選挙後にはこれまでただ眺めていた投資家も動き出さざるを得ないような上昇劇が訪れる可能性があります。
ただし、不思議なもので急に思い立った時に動こうと思っても動けるものではありません。
相場の酸いも甘いも噛み分けて日頃から準備しているからこそ、相場の変化をいち早く察知できるのだと思います。
投資家それぞれで勝負勘はあると思いますが、ここぞの時に100%全力投球できるかが成功と失敗を分けると言われています。
失敗を恐れて何もしないより、失敗も成功につなげていく気概が必要になってくるのではないでしょうか。
いま投資家の方々の目の前に広がっている現象はただの日経平均21年ぶりの高値更新ではありません。この先がきっとあるはずです。
上昇相場を“バブルだ”という一言で片づけてしまってはただの思考停止に陥っているだけの可能性があります。
その答えはもしかすると【第3のバブル銘柄】に隠されていて、まだご覧になっていない方はぜひ一度目を通してみるとよいでしょう。
バブルというのは実態なき上昇ですが、世界株高が示すように各産業が成長を示す中では投資家が手をこまねいている理由はありませんよね。
目先ではなく半年後、1年後、3年後を見据えて、今、投資に踏み切っていきましょう。
【 相 場 の 格 言 】
『何人も見込みは百発百中するものに非ず、ただ当たること外れるより多きは、これ成功なり』
それでは、明日に希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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