バブルが生まれる理由
ビットコインの上昇加速が止まらない。
先週金曜日には、一時1BTC=1万8000ドルを超え、
ビットコインの時価総額は33兆円強に到達。
東証の時価総額1位、2位のトヨタとNTTを併せた金額相当まで膨らんでいる。
「投資では、虚偽の前提よりも、健全な前提を信じている時にこそ、大きな問題がうまれる」
これはウォーレン・バフェット氏の元上司ベン・グラハム氏の言葉である。
「ビットコインの有用性を信じ、購入すること。」
これは極めて健全な前提だ。
だが、
今後、値上がりするのだから、
今すぐ買うのが良いし、
実際に価格が上昇していく。
こうして一度勢いがつくと、値動きがそれをさらに加速し、
「元の前提」が忘れ去られてしまう。
そして、値動きが人々にとって重要なものになり、
値動きが人々を支配してしまうのだ。
住宅やインターネット、チューリップの球根でもバブルは起きてきた。
ビットコインを始めとした仮想通貨が現時点でバブルなのかどうかは分からない。
度々、急な調整が入ることもあるが、
現状ではその影響が金融マーケットに与える影響はそこまで大きくない。
だが、今後
12/10には米CBOEにビットコイン先物が上場。
12/18には米CMEに。
仮にCTA等の機関投資家が、
ビットコイン先物をポートフォリオに組み込んでいけば、
株式や債券、為替市場等と紐づいていくこととなる。
この流れが続けばいずれ「仮想通貨ショック」
ともいえる事件が起こる可能性もあるだろう。
今日はここいらで。
執筆 相場師 徹兜
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