自分の勝負土俵をコロコロ変えては儲からない
先週に続きまして主力株と中小型株には対照的な動きがみられ、週足の日経平均とマザーズ指数ではそれぞれ陽線・陰線が2週連続となっています。
個人投資家全体でみれば中小型株を中心に取り組んでいると思いますので、損益状況はより悪化しているという方も多いのかもしれません。
4月第1週(4/2〜4/6)の投資部門別売買状況では、海外勢が東証一部では1792億円の買い越し、東証二部では26億円の売り越し、マザーズでは91億円の売り越し、ジャスダックでは90億円の売り越しとなっています。
各指数をチャートで確認してみると見事に海外勢のフロー通りの値動きとなっており、中小型株の中ではジャスダックが最も底堅い様子であることがうかがえます。
今週後半にかけて内需株が利益確定売りの標的となり、外需株に資金シフトする動きが出てきましたが、これまでの指数を支えてきたのが内需・ディフェンシブ株であったことは事実のようです。
では来週以降でどちらを物色するのが正解なのかが知りたいところですが、一旦は外需株のリバウンドを獲りにいく動きが先行してくると思います。
為替水準としてもリスク回避の円高が巻き戻されていて、散々に売らされた外需株は割安感が明らかです。
ただし、ここが難しいところなのですが、割安感がある程度修正されてしまえば、その後はまた好業績の内需株物色が中心線になってくるものと思われます。
世界景気はIMFが示す通り先進国・新興国で軒並み上方修正されたりしているところを見ると、外需株に賭けてみたくなりますが需給的に崩れてしまっている銘柄も多いので、思いの外時間がかかることを覚悟しておく必要があります。
であれば、需給面が良好な内需株の押し目で勝負していく方が5月・6月までのところで良い結果が得られそうです。
よって、来週は前半に外需株の初動を狙い、後半は内需株の調整完了したところの押し目狙いでいくとしましょう。
あくまでも勝負の土俵は小型株で、三社電機(6882)、やまみ(2820)なども動き出しを要監視です。
【 人 生 の 格 言 】
『 大きな企業変革を経験すれば、以前と同じではいられない。もし僕たちがYahooに売っていれば、彼らは何か違うことをしていただろう。自分の考える会社のビジョンを続けたければ、売ってはいけない。なぜなら、売ってしまったら何かしらの変化は不可避だから。 』
(フェイスブックCEO マーク・ザッカーバーグ)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
三社電機(6882)
やまみ(2820)
執筆:加藤あきら
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