難局を迎える政治課題と相場のゆくえ
昨年から、いやずっと以前から続いてきた北朝鮮をめぐる諸問題もようやく解決の糸口が見えてきました。
潮流が大きく変わり始めたのは少なくとも今年に入ってからのことです。
足元では中朝首脳会談、南北首脳会談、そして来月に米朝首脳会談、はたまた足元でプーチン大統領が就任式を済ませましたのでロ朝首脳会談もあり得そうな雰囲気です。
元々は米朝首脳会談の実現時期については5月と噂されていただけに、日朝首脳会談が実現するのはまだ時間がかかりそうです。
ましてや朝鮮半島の非核化と拉致被害者の人権問題が同時に解決に向かうといったことは非常に難しいことで、まだまだ前途は険しいとみておく必要があります。
いまの市場がこうした政治・外交の問題を懸念するのは仕方ないかもしれませんが、それらの話は徐々にリスク要因が外れつつあり、再度意識されるとすれば米朝首脳会談が破断に終わったときになるでしょう。
この裏側にあるのは米中の貿易摩擦などを含めた対立軸ですが、両国関係が良好ならばこのままの流れで解決する道筋もあり得そうです。
ただ、足元ではZTE(中興通訊)とファーウェイ(華為)が米国で目の敵にされたこともあり、特にこの2社は世界で次世代の「5G」を主導すると見込まれる中国の最先端企業でもあるため、大国同士の技術覇権争いが巻き起こっていると言えます。
そんな中で行われたのが先日の日中韓サミットで、安倍首相が果たした役割と課せられた使命は見かけ以上に大きいものであったと考えられます。
そして、今後の国際情勢でも日本が米中両国の間で果たすべき大きな役割があり、難しい舵取りを迫られることに変わりはありませんが、これが解決に向かう意味合いは株式市場にとっても大変なものとなるはずです。
日本企業も国際的な競争環境にさらされ、人口減少する国内の経済環境でも経営努力を重ねて増収増益を続けているわけですから、一連の政治がらみのリスク要因が晴れてくるのであれば当然相場には追い風となることでしょう。
であるからこそ、投資家目線としては安倍政権も市場動向も今正念場を迎えているわけでして、難局を乗り越えていく気概が試されている時なのだと思います。
今年4月に入ってからも煮え切らない相場展開でしたが【あすなろドリームトリオ -加藤銘柄-】にご参加いただいた皆様、週末の動きは凄かったですね。
しっかりと動意をお待ちいただければ結果がついてきます。情報を精査して週明けの動きを見ながら利食いか持続かのフォローをお送りいたしますので、お待ちくださいませ。
【 人 生 の 格 言 】
『 ビジネスの世界では、一つか二つの変数を馬鹿馬鹿しいほど最大化したり最小化することが勝利をもたらすことがある。 』(バークシャー・ハサウェイ副会長 チャーリー・マンガー)
それでは、明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
執筆:加藤あきら
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