リスクイベント通過のその後
そして、今週一週間、本当にお疲れ様でした。
あすなろにお電話でご相談いただいた多くの会員様だけでなく、ネット上に飛び交う個人投資家の阿鼻叫喚を確認すると、いかに苦しい相場展開であったかがよく分かります。
米中の駆け引きに巻き込まれる日本市場の動揺は殊更に大きかったですが、ようやく本日の貿易関税イベントを通過して、ひと安心といったところでしょう。
前回6月は米朝首脳会談を通過してホッとしたのも束の間、この米国を中心とした通商問題が貿易戦争を懸念するレベルにまで発展してきましたので、これで幕引きになることを祈るばかりです。
やはり投資家にとっては将来を見通しづらいことが先高観の何よりもの障害になってきますので、震源地となっている米国政権の動向がもっと安定化してくることが重要です。
トランプ大統領は急に何を言い出すか分かりませんので、今後また別の材料が持ち出されてこないといいですね。
今後の展開において、これまでのトランプ政権の動きをまとめていくと、今年の中間選挙を見据えた予備選挙が近いときに何らかの政治成果を求めて世界をかき回してきた経緯もありますので、本選が迫ってくるにつれて徐々に収まってくることと思われます。
たしかに大統領の立場を考えると、選挙戦真っ最中に株安になってしまったら元も子もないですから、先に理由をつけて下げておきたかったという思惑もありそうです。
来週からは金曜日の米国金融機関の発表を皮切りに決算シーズンに突入していきます。
当然、日本も少し後を追うかたちで7月下旬から8月中旬にかけて決算発表が相次ぎます。
3月決算企業にとっては今期の1Q決算を出してきますので、主要企業の想定為替レートはドル円で105円設定ですし、元々日本企業は保守的に計画を見積もっている企業が多いですから、4-6月の業績は投資家の関心を大いに集めることでしょう。
日本株にとってはこれだけ短期的に売られてきたのですから、見直し買いのきっかけになってほしいところです。
チャート的に持ちこたえたファイバーゲート(9450)や直近で自社株買いの潜在需要が残っている学情(2301)なども値ごろ感があるとみてよいのかもしれません。
先週・今週あたりで大きく突っ込んでいるような銘柄には相応の戻りを期待しておきたいですね。
【 人 生 の 格 言 】
『 問題解決を図るよりも、新しい機会に着目して創造せよ。 』
(ピーター・ドラッカー)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日紹介した銘柄】
ファイバーゲート(9450)
学情(2301)
執筆:加藤あきら
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