株式会社あすなろ 関東財務局長(金商) 第686号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 第011-1393

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あすなろ投資顧問

2019-08-11 09:00:00

加藤あきらの投資戦略室

あすなろ納涼祭SP『お盆休みは上昇銘柄を根こそぎ見つけておきたい』

お休み中のところ失礼いたします。

今回はあすなろ納涼祭SPバージョンということで、テクニカル指南講座をお送りしたいと思います。

8月に入り連日でジェットコースターに乗っているかのように激しい値動きとなっている世界の資本市場ですが、基本的には債券バブル化で世界の金利が消失しています。

株式市場もこの債券市場の動向から見るとまだ穏やかと言えるかもしれませんが、この7日間の日経平均の値幅は高安で1446円出ています。現在はその46.4%戻しで半値戻しまで届きませんでした。

3連休をはさんで来週はまず半値戻しの20833円を達成できるか、ひいては週末のSQ値20855.99円を超えられるかどうかが鍵になります。

それまでは戻り売りスタンスで、もし上記のラインを抜けていくようだと買い上がっていかなければなりません。

さて、今回はトレードスタイルを確立する上で重要なテクニカルについてお話していきたいと思います。

あすなろ会員様の中にも買ってその日のうちに手仕舞いする“デイトレード”、数日から数週間で手仕舞いする“スイングトレード”、数ヶ月から長くて数年単位に及ぶ“中長期投資”といろいろなスタイルの方がいらっしゃるかと思います。

テクニカルを活用する際にはそれぞれの時間軸や勝負する市場に合わせて使い分けていく必要があります。

今回は代表的なトレンド系の「移動平均線」と「ボリンジャーバンド」、オシレーター系の「MACD」について活用法を簡単に要点をおさえて解説します。

まず、【値動きが激しい銘柄】は5日移動平均線の“傾き”に注目します。大事なのは値ではなく傾きです。

相場が強い場合には上昇の値幅に対して日数が短くなります。200円を1ヵ月かけて上昇するのと、5日で上昇するのとでは明らかに5日で上昇する方が強いわけですから当然です。

株価が5日移動平均線よりも上にあって、尚且つ5日移動平均線の傾きが急角度で上向いているものが短期上昇する銘柄となります。当然これを株価が下回ってきた時点で相場が弱まっているので売りとなります。

飛び乗り、飛び降りする短期トレーダーにとっては常識ですね。

次に大型株、中型株、小型株いずれにも万能に対応できて、それぞれの時間軸におけるトレンド分析に適しているのがボリンジャーバンドです。

ボリンジャーバンドは一定期間における価格変動を統計的にどれくらいの範囲内に収まる確率が高いかを示してくれますので、買いで儲ける投資家・売りで儲ける投資家問わず幅広い投資家にとっての指標として人気です。

さらに、順張り・逆張り問わず、仕掛けるポイント・手仕舞いするポイントをおおまかに予測できるため、何度も売買を繰り返す投資家にとっては必須ツールと言えます。

統計学で言う標準偏差に基づいた考え方で、株価は25日移動平均線を基準に
±1σの範囲内に収まる確率が約68.3%
±2σの範囲内に収まる確率が約95.4%
±3σの範囲内に収まる確率が約99.7%
ということですので、だいたいその間における安いところを買って高いところを売る、あるいはその逆で高いところを売って安いところで買い戻す、という使い方になります。

日本人は逆張りの投資家が多いようなので、逆張り投資家の場合はボリンジャーバンドの-2σや-3σで買って、+2σや+3σで売るというのが一般的なようです。
要は95%以上の確率でその範囲内を動くわけですので、初心者にとっても単純明快の売買シグナルになります。

ただ、相場は生き物ですので、必ずしもその通りに動いてくれるわけはありません。
それでもトレンドが出づらくレンジで動いているような今年の相場にはピッタリと言えるかもしれません。

また、基本的には値動きが乏しいときはこのバンドの幅が狭まり、値動きが激しくなってくるとバンドの幅が広がってきます。

順張りの投資家はその性質を利用して、敢えてボリンジャーバンドの+2σをブレイクしたところを狙って大相場に乗っていくことが多いです。

どういうことかと言いますと、本来ならその95.4%の確率で収まるべきところを抜いてきたということは、『これまででは考えられない値動きとなっている』という風に解釈するわけです。
特にボリンジャーバンドが収縮して値動きが乏しくなっているところから急動意して、+2σをブレイクアウトしてきた場合には大相場の初動を捉えることができると思って仕掛けていくという算段です。

基本的には相場の流れを捉えるにあたってはいかにこのトレンドを見極めるかということになりますので、その一つの指標としては優れものと言えます。

中にはそんなに激しい値動きは求めておらず、中長期でじっくりと株式投資していきたいという方もいらっしゃるかと思います。

そんな人に向けてはMACDがトレンドと売買タイミングを示してくれますのでお勧めとなります。
なぜなら比較的穏やかな値動きに適しており、0のラインより上に位置していれば上昇トレンド、下に位置していれば下落トレンドと簡単に判断できるからです。

さらに、売買タイミングについては、
MACDが上向きに変化してシグナルを上回ると同時に、シグナルも上向きに変化したところが買いサイン
一方で
MACDが下向きに変化してシグナルを下回ると同時に、シグナルも下向きに変化したところが売りサイン
となります。
よって、0ラインを中心にトレンド判断を行い、上昇トレンドでは買いシグナルを重視し、下落トレンドでは売りシグナルを重視する、ということになります。
気をつけなくてはならない点はMACDは保ち合い相場や激しい値動きに弱いという弱点がある点です。

よって、直近の決算発表前後のところではあまり役に立ちません。

テクニカル指標はそれぞれ特徴が異なり、その時々の相場に応じて合う合わないがあったり、“ダマシ”も多かったりするので過信するのは危険です。
くれぐれも投資判断の一助として位置づけておいて、場合によっては色々と組み合わせてダマシを回避したりするとよいでしょう。

最後に、私が最も重要視しているのはその時の株価よりも出来高である点を付け加えておきます。

とくに需給を見極める上で出来高というのは何より“ダマシ”がありません。
出来高が最も多く出来ている時の投資家の状況が現在の株価の位置だとどういう投資家心理になっているのか、含み益で強気になっているのか、含み損で弱気になっているのかを想像するだけで、買い圧力・売り圧力の程度が把握しやすいと考えています。

また、これまで見向きもされていなかった株が急激に出来高を増やしたということは、何らかの変化が起きているという重要な目印ともなるからです。

おそらく、あすなろが紹介している無料銘柄や無料コラムの中にある銘柄はこうした出来高変化に着目して銘柄選定されているものが多いと思ってよいでしょう。

これ以上言うとネタバレみたいになるかもしれませんが、現在の株式市場には主要な4市場で3604社の上場企業があり、銘柄探しはいわば“お宝さがし”のようなものです。

夏相場は難易度が高いと言われますが、いっそのこと割り切って銘柄探しでもしてみるかというような気持で市場と向き合ってみるのも良いかと思います。

月初の急落で将来のお宝候補がそこら中に転がっているはずで、きっと株式投資が楽しいと改めて思っていただけることと思います。

そのうちの一つが今回の単発スポット【大抽選サマージャンボ大当り銘柄】なのかもしれませんよ。


【 相 場 の 格 言 】
『賢明な相場師は、忍耐の意味を知り、つねに予備の現金を用意している』
(ジェシー・リバモア)

それでは来週も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。

【本日ご紹介した銘柄】
【大抽選サマージャンボ大当り銘柄】

執筆者:加藤あきら

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