業績底入れ期待とともに株価はトレンド転換へ
1.工場・住環境・インフラ・建築といった分野における機械、工具が主力の老舗商社で、幅広い製品・資材を取り扱っている。工作機械分野においては取扱高トップで、工場の省人化やロジスティクス、災害対策における蓄電池や発電機、耐震補強材なども手掛ける。北米・中国はじめ東南アジア等に営業拠点を設け海外展開も図っている。
2.業績面においては住宅設備機器や空調機器の販売が堅調で住設部門が収益を引っ張るも、主力の自動車や半導体関連に代表される設備投資意欲の減退で工作機械受注減の影響で産業機器部門に落ち込みがみられている。しかしながら、足元ではこれらの回復が鮮明となっており、今回の11/1予定の中間決算発表では業績に底入れの兆しが確認されるかどうかが焦点となる。
3.株価は前回の第1Q決算発表後に売られて8月中は低迷の一途を辿ったが、9月に入り持ち直して決算発表前の水準を回復。足元では200日移動平均線を上抜けて徐々に強含みとなっている。2月につけた年初来高値3465円を視界に捉え、商社特有の低バリューで水準訂正が期待されるとともに、需給次第では一段高も見込めよう。
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