決算後のアク抜け期待感高まる、株価は節目突破で上昇加速
1.酸化チタンと界面活性剤が主力で微粒子の酸化チタンや酸化亜鉛、表面処理製品等の機能性材料なども手掛ける。電子材料では導電性高分子薬剤といった高付加価値製品に強みを持つ。ニッチ分野に特化し、日焼け止め用微粒子酸化チタンは世界シェアの約6割、 微粒子酸化亜鉛は約3割のシェアを獲得している。
2.業績面においては本日11/6に中間決算発表を予定し、1Q実績では経常利益進捗率で22.3%にとどまったことから2Qでは主力の酸化チタン事業以外のその他事業が落ち込みから回復してくるかが注目ポイント。直近ではファインケミカル含め産業用途のケミカル製品需要が持ち直してきており、1Q出遅れ分を補っての減益幅を埋められるかが焦点となる。
3.株価は8月に底抜けして2200円を割り込んでの推移を続けてきたが、足元でようやく前回の決算発表前の水準を回復、200日移動平均線に肉薄している。今回の決算発表直後は一時的に上下に振れることと思われるが、決算のガイダンスリスクを無難に通過できれば株価上昇にも弾みがつくようになるだろうとみる。
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