四半期業績の回復で悪材料出尽くしか、決算後の下振れを押し目買い
広告・看板向けのインクジェット大型プリンター製造で世界トップクラス。切り文字のデジタル化を実現したカッティングプロッタで市場創出。広告看板、工業製品、衣料品の3市場に製品投入し、グローバル展開で海外売上比率は72%に及ぶ。
業績面においては11/8に中間決算を発表、今期は期初計画で増収減益としている中で原価高を吸収できずに大幅減益を余儀なくされた。広告・看板等のサイングラフィックス市場における競争環境の激化と工業製品の生産現場等の産業用途向けなどの売上高に落ち込みが影響したとみられる。四半期ベースでは1Q比2Qで改善もみられており、業績は底打ちを確認か。
株価は上記の中間決算とともに通期計画の大幅下方修正を発表したことで、11日の株価は5%近く下げたが事前段階で10/28に上期分はすでに下方修正を発表済みであった。相場としては往って来いとなったが、一段と売り込む動きは限定的とみられ、足元の調整をこなした後は徐々に株価底入れ期待と共に自律反発の動きがみられてくることだろう。
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