地合い難で逆行高演じる赤札銘柄に注目
女性に特化したマーケティングが特徴的で、SNSのインフルエンサーを活用したPRや自社メディアを使ったPRに強みを持つ。インフルエンサーネットワークのみならずMMP(マイクロマーケティングパネル)と呼ばれる独自の消費行動調査なども行っている。以前にはショートムービーアプリ「TikTok」に対応したコンテンツ開発や広告商品を販売するための専門部署を設立したことが話題となったが、中国企業ともパートナー契約を締結するなどしている。
業績面においては2/14に第3Q決算発表を行い、累計では売上高が前期比12.3%増収、経常利益は同65.4%減益と上期に主力のマーケティング事業がいま一つであったことに加え、ギフトEC事業やインベストメント事業における新規、先行投資費用を計上の影響も響く。しかし、10-12月の四半期だけで見た場合にはマーケティング事業の好調、ギフトEC事業も大幅増収かつ赤字幅縮小で業績改善に寄与しており、今後への期待感が高まる内容となっている。
株価は上記決算を機に保ち合い圏を上放れる動きとなり、昨日の全体地合い難の中でも朝方は売り先行となりながらも、力強く切り返す動きが目を引く。全面安商状の中で逆行高を演じた銘柄は俗に“赤札銘柄”と呼ばれ、特殊な需給要因が発生している可能性が高いとされている。
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