商い伴っての上昇に水準訂正期待高まる
工場・住環境・インフラ・建築といった分野における機械、工具が主力の老舗商社で、幅広い製品・資材を取り扱っている。工作機械分野においては取扱高トップで、工場の省人化やロジスティクス、災害対策における蓄電池や発電機、耐震補強材なども手掛ける。北米・中国はじめ東南アジア等に営業拠点を設け海外展開も図っている。
業績面においては5/12に本決算発表を行い、売上高は前々期比で微減収、微減益で着地。今期見通しは非開示だが、住宅設備機器や空調機器の販売が堅調で住設部門が収益を引っ張る。主力の自動車や半導体関連に代表される設備投資意欲の減退で、工作機械受注減の影響からも産業機器部門に落ち込みは明白。しかし株価には織り込み済みで今後は回復期待が持ち上がってこよう。
株価は足元で一進一退の横ばい商状だったが、市場全体の強含みにしたがって徐々に見直し買いが入り始めている。3/27の戻り高値を更新し、直近では出来高も増加傾向にある。商社特有の低バリューで水準訂正が期待されるとともに、今後の需給環境次第では一段高も見込めるだろう。
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