底這いから上放れが期待されるインフラ関連株
住友電工、古河電工に次いで電線第3位で情報通信、エネルギー、エレクトロニクスや自動車電装化の分野などに事業展開。フレキシブルプリント基板で世界有数の実績を誇り、ケーブルだけでなくセンサ・電子ワイヤ・コネクタなども手がけるほか、光通信部品などもラインナップ。自動車電装化用途でもワイヤハーネスや自動車用電線、コネクタなどがある。
業績面においては前期本決算発表を2度にわたり延期し、3Q累計時点では同業他社比でも落ち込み幅が大きかったことが気がかり。しかし、四半期業績ベースでは競合にもやや回復傾向がみられるほか、株価も戻りを試す動きであることからも、同社が追随して出遅れ修正の期待もありそうだ。
株価は3/17安値245円からはやや戻した水準だが依然として反発力は鈍いとみられ、25日移動平均線付近をみながら下値もみ合いを続けている。足元では市場全体に出遅れ株の水準訂正の動きや決算を通過してアク抜けから見直し買いが本格化しているものも散見され、同社にも底放れの動きを期待しておきたい。
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