昨晩の米国で重要な動き、コロナ後の反騰相場はまさしく今が正念場
あすなろでは現在【まんもす藤井。のスーパーサムライ銘柄】を絶賛募集中で、このまま週末を迎えてくれれば来週の相場も楽しみが尽きませんね。
お電話で直接『まんもす藤井。』とお話された方はお分かりかと思いますが、揺るぎない自信に溢れています。
これは「上がらない訳がないでしょう!」と豪語するまんもす銘柄ですから大いに期待しておきましょう。
さて、昨晩の米国ではとても大きな動きがありました。
あまり話題になっていませんが、昨晩は米銀ストレステストが行われ、事前観測では米FRBが金融機関に対して減配や配当見送りを促すのではと警戒されていました。
金融市場スケジュールのヤマ場をひとつ越えたことになり、市場関係者の懸念も杞憂に終わったわけですが、それだけではありません。
現状としてコロナパンデミック対応として金融当局の積極的な金融緩和策もどんどん追加されていますが、金融機関は金利低下で本業の利ザヤが圧迫されて金利収入が得られず体力が削られている状況には変わりありません。
そうした中で昨晩、突如として金融株中心にマーケットを押し上げる要因となったのが、米FRB、米OCC(通貨監督庁)、米FDIC(連邦預金保険公社)の当局によるボルカー・ルールの規制緩和を認めたことです。
これは私自身何度となく言及してきたバブル生成プロセスの一つですが、正直見落としていたピースが埋められることになります。
ボルカ―・ルールとはリーマン・ショックのような事態を防ぐために金融機関によるリスクの高い取引を規制するために設定、2010年のドッド・フランク法(米金融規制改革法)に盛り込まれたルールで、昨年からこれを緩和する動きがみられていました。
いくら市場に流動資金を供給すると言っても、橋渡し役の金融機関が手枷・足枷で動けないのでは機能が十分に発揮されませんからね、やはりバブル発生のためにはこれを外すことが重要なのかもしれません。
ウォール街の投資銀行は銀行経営の窮状を訴えてこのためのロビー活動を続けてきたので、今回の決定には並々ならぬ思いを抱いているはずです。
あくまでも今回は規制の一部緩和ですので前のめりに受け取ることはできませんが、今後はデリバティブ取引だけでなく資本市場の運用にいたる段階的な解除がなされるかどうかも含めて注視していく必要があり、またこれは非常に大きな一歩であるとみておくべきです。
さらに長年にわたり悲観的な見方を続けてきたメガバンク株などが持ち直すきっかけともなり得るでしょう。
昨晩の米国株においても金融株が大きく上昇していますし、本日は三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8316)も上昇、ただ商業銀行よりも投資銀行に実のある話なので証券株の恩恵の方が大きく野村HD(8604)が相対的に大きく上昇をみせています。
おそらく効果が出てくるのはもう少し先の話になるかと思いますが、そうなるとバブル相場の起点を見誤っていたことを潔く認める必要が出てきまして、3月ではなく9月・10月ころになるのかもしれません。
この話はまたおいおい出来ればと思いますが、とにかく当局の動きからするとまだ準備段階であるということが窺えます。
よって、ここまでの反騰相場はコロナショックの単なる揺り戻しの範囲であったと言え、肝心のバブル相場、最大のお楽しみはこれからということになります。
先日の米NASDAQが史上最高値更新で10000ドルを突破したことが話題になりましたが、日本も東京エレクトロン(8035)が上場来高値を更新してきたのも偶然ではありません。
バブル発生までに夏場の米大統領選の前哨戦である党員集会の情勢や日本でも安倍政権の解散説など越えるべきハードルは存在していますが、バブル相場も近い将来に迫っていますので、まずは目先の相場をくぐり抜けていきたいですね。
【 相 場 の 格 言 】
『悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
(ジョン・テンプルトン)
それでは明日も希望をつないで慎重にかつ大胆に取り組んでまいりましょう。
【本日ご紹介した銘柄】
三菱UFJFG(8306)
執筆者:加藤あきら
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