75日線サポートで反発か、市場物色の転換に期待
耐熱技術を活かした断熱製品に強みを持ちプラント向け工事を主力としながら、半導体向け高機能製品や自動車部品など産業の裾野が広い分野で事業展開する。LNG船舶向けの大型案件剥落に半導体製造装置向けの設備投資需要減速が重なり逆風も、自動車部品事業ではグローバル大手との取引が開始。
業績面においては5/11に本決算を発表し、前期売上高は3.1%減収、営業利益は9.7%減益と落ち込んだが、期末1-3月期は改善。工業製品は中国でのVOC(揮発性有機化合物)規制からハニクル(除去装置)を中心に堅調なことによりある程度カバー。半導体製造装置向けの高機能製品の回復を見込みつつ、期末配当も増額し前期68円⇒76円に修正。
株価は3/17安値1635円から回復基調を辿ったが、6/4に戻り高値2580円をつけた後は調整含みの推移にトレンド転換。75日移動平均線の2150円付近で下げ止まった後は下値を固める動き。ここで調整一巡からの出直りに期待したいところで、市場物色がグロース優位からバリュー優位に転換してくるタイミングを見越して仕込んでおきたい。
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