三角保ち合いを上放れする期待感は十分
2019年1月にVOYAGEグループとサイバー・コミュニケーションズが統合し、電通グループの傘下入り。ネット広告の代理店ビジネスを中心にアドプラットフォームの開発、ECサイトやポイントサイトの運営、デジタルマーケティングサービスなどを展開。
業績面においては8/12に中間決算を発表し、変則決算をはさんだため通期での単純な前期比較はできないものの売上高は111億円、営業利益は20億円で好調な推移が窺える。ネット広告市場もコロナ禍影響が出たとみられる中、アドプラットフォーム事業の増収効果が大きい一方で販管費抑制のコストコントロールで大幅増益を実現。
株価は3/23に安値662円をつけて6月末にかけての戻りを試す動きの中で年初来高値を更新、6/30には1446円の高値をつけた。この間に株主優待制度の拡充やデジタルギフトの新規事業を開始させるなど積極策が評価されて買い手掛かりとなったほか、コロナ禍におけるインターネット需要の増大が業績拡大につながるとした期待感が継続。チャート形状は徐々に三角保ち合いを形成、10月上旬の変化日を目途に上放れの動きがみられるか注目したい。
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