国内株式市況。
　 　
本日の国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況は、売り2670万株・買い2840万株で、差し引き170万株の買い越しになったものの、買いの規模が大幅に縮小したことや、原油価格が、NYMEX（ニューヨーク・マーカンタイル取引所）の時間外取引で、1バレル・70ドル台まで上昇したことを受け、寄り付きから安く始まった。

JASDAQのシステムトラブルで、JASDAQ市場の銘柄の売買ができず、先物にヘッジ売りがでたことも、下げを加速させた。

その後、GLOBEX市場の時間外取引で、米国株式先物が軟調だったこともあり、一時、日経平均株価は、前日比164.67円安まで下落。

引けにかけて、下げ渋ったものの、日経平均株価は、前日比129.65円安の12309.83円で取引を終了。
TOPIXも、前日比13.82ポイント安の1258.64ポイントと反落。

業種別指数は、33業種中、3業種が上昇。
原油価格の上昇を受け、国際石油（1604）・石油資源（1662）の鉱業が値上がり率1位。
コスモ石（5007）・日本精鑞（5010）の石油・石炭製品が高く、マルハ（1334）・サカタのタネ（1377）の水産・農林業もしっかり。

半面、爆弾予告のあった、JAL(9205）やANA（9202）の空運業が値下がり率1位。
三井住友海上（8752）・ミレアHD（8766）の保険業が2位。
海運業、証券・商品先物、化学も安い。

個別銘柄では、石油元売り各社の設備増強報道を受け、石井鐵工（6362）/287円（+22円）が買われ、同様に、三菱化工機（6331）/256円（+13円）、トーヨーカネツ（6369）/191円（+8円）も高い。
森電機（6993）/98円（+16円）、中外鉱業（1491）/93円（+11円）、シルバー精工（6453）/78円（+9円）の超低位銘柄も大商いで物色された。

半面、プリヴェチューリッヒ（6720）/253円（-15円）やアセットマネージャーズ（2337）/419000円（-27000円）のファンド関連が売られ、BBタワー（3776）/551万円（-99万円）、スペースシャワー（4838）/893000円（-57000円）等の新興市場の値の高い銘柄も安い。


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