コロナ特需に恵まれる銘柄
「全国、全ての中小企業を黒字にする」というミッションを持ち、主に中小企業を対象としたIT活用の経営コンサルティングや業務のIT化支援ソフトなどを手掛けている企業。経営課題解決エンジンである「Jマッチ/Jエンジン」は、定量化できるような経営課題を検索エンジンに入力することにより、同社の手掛けるソリューションビジネスも含めた各解決策が自動で出てくるようになっている。
5/14発表の本決算では、売上高が約21億円(前期比15.3%増)、経常利益が約6億円(同132.7%増)で着地した。補助金助成システムを手掛ける「Jシステム」の需要が年度末に急増し、大幅な増収・増益を果たした。また経営支援セミナーをオンラインにすることで各種経費の削減に成功している。なお今期も世間のIT化を追い風に増収・増益を見込んでいる。
株価は昨年3月安値310円をボトムに25日移動平均線をサポートラインとして上昇し、今年4月には高値3800円をマーク。コロナ禍において各公的支援制度のニーズが高まり、補助金助成システムの引き合いが強まったようだ。足元では、先日まで調整を強いられていたが、100日移動平均線周辺で切り返し、直近高値からおよそ半値戻しの水準まで回復している。5/24にはクレディセゾン(8253)子会社とのスタートアップ支援での連携を発表したことを好感し、3000円の大台も突破していることから、直近高値3800円の更新に期待がかかる。
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