アフターコロナ関連株が総じてしっかりだった単純な背景
本日のマーケットでは、全体的に膠着感が強い中、総じてアフターコロナ関連株の値動きがしっかりでした。
メインは「観光業関連」ですが、小売りや外食産業の一角にも買いが波及しています。
一方ではコロナ感染の再拡大懸念も強く、規制付きの外出が抜本的に解除される実感は今のところ全く無いような印象です。
株価は実体経済を先取りするとは言え、観光関連業が現況で買われる背景は、正直なところ実態からあまりにも乖離している為に実感が湧きません。
本日のマーケットで観光関連業が買われた背景は、賛否は別として、下記のような非常に単純な理由によるところとの見方があります。
「東京都議選で自民党と選挙協力を行っている公明党は全員当選を果たした」
ゆえに
「存在感の増した公明党が秋の衆院選に向けて発言力が強くなる」
そこで
「公明党が強調しているコロナ後の経済成長4本柱が相場のテーマとして再注目される可能性がある」
であれば、
「サービス業の復興の後押しとしてGoToキャンペーンが再開される」
という連想が働いているものと考えられます。
さすがに、感染拡大懸念がくすぶっているので、
「外食産業等のサービス業はGoToを念頭においても、今は買えない」
一方で、
「人流を規制するには限界という指摘の強まりから、移動をキーワードとした観光関連業等は、GoToの好影響を真っ先に受けるだろう」
という連想でしょう。
つまり、「アフターコロナ」関連全般が買われているのではなく、むしろ、政治的な「選挙関連」的視点で選別された、観光関連業「のみ」が散発的に買われているに過ぎないような印象です。
しかも、全体相場は膠着感が強いので、製造業全般よりもサービス業の方が買われやすいという地合いの影響もありましょう。
いずれにしましても、現在の段階・状況で、サービス業全般をアフターコロナ関連として「買い上がる」のは危険であるという印象です。
観光関連業に関しましても、今日、明日、今、慌てて「買い上がる」必要性は無いものと考えます。
本日の観光業関連株の値動き
・エアトリ(6191):+2.6%
・ベルトラ(7048):+5.5%
・JR東日本(9020):+2.2%
・ANAホールディングス(9202):+2.8%
・エイチ・アイ・エス(9603) :+5.0%
*順不同
*注目すべきマーケット動向として情報をご提供する事を目的としており、これらの銘柄 に対して投資推奨する事を目的としたものではありません。
執筆:木村泰章
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