本日後場引け後に決算発表が控えている銘柄(3)
ソフトバンクの連結子会社、デジタル技術を活用した顧客課題のソリューション等を実施。前期本決算では受注残高が過去最高である240億円を記録している。新たな生活・行動様式のニーズに対応したサービスを提供している同社は、先行投資費用を吸収したうえで今期営業益は前期比11.5%増の見通し。中長期的な成長も期待できるうえ、受注残高の売上計上も考慮すると、業績上ブレ期待が膨らむ。気になる本日前場の株価は25日線をサポートに小幅高。ゴールデンクロスも示現しているが、これは結果論として表れただけと見ており、これを手掛かりとした安易な買いは控えたほうが一考だろう。
TDK(6762)
総合電子部品メーカー。「尖(T)った大胆さ(D)、くれよ(K)。」というキャンペーンを展開中。前期はラップトップ等に使われるエナジーデバイス(二次電池)関連事業がテレワーク等により伸びた。今期はそのコロナ特需に加え脱炭素という切り口から家庭用蓄電システムの伸長も見込み増益の見通し。ただセンサ応用製品等はコロナ収束につれ引き合いも弱まってくるため、中長期ではやはり脱炭素関連製品の強化が課題と見ている。気になる本日前場の株価は小幅安。7/20をボトムに上昇基調は続いており抵抗線の25日線との攻防が続いている。まずはここをしっかり突破できるか確認しておきたい。
エイチ・ツー・オー リテイリング(8242)
『H2O』が社名に付いているからといって『水』の会社ではなく、阪急百貨店や阪神百貨店などの百貨店ビジネスを展開する企業。これらを通し地球環境に必要不可欠な『水』のような存在になりたいという想いからこの社名となった、とのこと。7/1公表の6月度売上速報は全店計で小幅な伸びとなったが、緊急事態宣言等による主力の百貨店等の営業自粛を考慮すると順調な結果であるとも考えられよう。気になる本日前場の株価は小幅安。7/26にはスロー%Dチャートが%Dチャートをクロスしており徐々に「売られすぎ感」が意識され買いに向かっているようだ。
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