コロナショック前の水準に回復か
もともと、空調設備工事を行っていた企業であり、国内初のヒートポンプによる暖房設備も手掛けた。従来まで空調設備は輸入に頼らざるを得なかったものの、1930年にはターボ冷凍機の初の国産化に成功。これらの空調設備技術を活かし、今後は省エネ重視の空調システムに引き続き注力する。
今期営業益は前期からの回復を見込む。前期は1Qからコロナ禍により企業の設備投資抑制の影響を大きく受けたものの、2Q以降は回復。前々期の営業益は179億円となっており、前期の同123億円とのマイナス分はほぼ1Qの減少分であると思われ、今期営業益予想値138億円はやや保守的ではないかと見ている。
株価は25日線をサポートにしっかり。直近では年初来高値を更新し続けており、コロナショック前の2019/11/3週につけた高値の更新も迫っている。7/15の日経平均大幅下落に巻き込まれ、同日に大陰線が示現。これが足元の上値を抑えているようだが、この程度の出来高なら日柄調整により消化できよう。ただボリンジャーバンドでは+3σに接近しつつあり%Dチャートは90%を超えていることからやや過熱感や買われすぎ感が意識されてきそうだ。
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