相場観:「本日は「買え!」じゃありません。「待て!」です。」
本日の戻り、個人的には、「下げ止まりが確認できた」とは考えておりません。
「大幅な下落の直後の小幅な自律反発」に過ぎず、地合いの悪化を受けて後退していた投資マインドやセンチメントが、リスクオンに傾いたわけではなく、ゆえに、「流れや場味が改善・変化した」わけではありません。
実は弊社内では昨日、相場の地合い改善の為の「目先のアク抜け条件」として、「日経平均が27000円どころまで本日1日で下落する」事を、むしろ、暗に期待したいくらいだ、という話まで話題に上がりました。
逆に、日経平均が200円上がって、翌日300円下がり、翌々日にまた200円切り返して、4日後に再度300円下がる、という形でジワジワ下値模索が続く限り、地合いも、センチメントも改善しない、と考えているわけです。
こうした、下げ局面での単なる小幅反発時の投資行動は、「切り返しを期待して買う」ではなく、「リスク回避の為にポジションの縮小を目指して売る」のがセオリーです。
「よ~し、切り返したぞ、買いだっ!」と出動すれば、「売り方」の思うつぼのように感じます。
「この戻しで売れば、若干でも利益を確保したうえでポジションを縮小できる」から、下げ局面での小幅反発時の相場では、「買い」よりも「売る」事の方が先決であると考えます。
ただ、本日は「売り」「買い」よりも「待て」だと思います。
そもそも、なぜ下落が続くのかを明確に説明できないのですから。。。
日経平均が4日で640円下げた後、僅かに200円程度しか切り返していないのですから。。。
繰り返しお伝えしてきましたとおり、本日のマーケットでは、
買いにしろ売りにしろ投資行動を取るという選択肢は、「セオリー的には」ありえないと思っています。
本日は、「サイドラインでウエイト&シー」=「様子見」こそが基本姿勢でしょう。
ご参考となりましたら幸いです。
執筆:木村泰章
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