【MSCIリバランス】

11/12にMSCIから指数の定期見直しが発表された。今回も日本株については除外銘柄が多い結果となった。

11/12に速報として配信
結果はコチラ

【採用2銘柄】

・ベネフィット・ワン（2412）
・オープンハウス（3288）

【除外15銘柄】

・エービーシー・マート（2670）
・アコム（8572）
・カシオ計算機（6952）
・ハーモニック・ドライブ・システムズ（6324）
・久光製薬（4530）
・ナブテスコ（6268）
・日本ハム（2282）
・日本精工（6471）
・ペプチドリーム（4587）
・ピジョン（7956）
・ＴＨＫ（6481）
・東邦ガス（9533）
・東北電力（9506）
・ユナイテッド・アーバン投資法人（8960）
・ヤマダホールディングス（9831）

実際の変更は11/30終値ベースで反映され、パッシブ連動資金のリバランスに伴う売買インパクトが見込まれる。

【買い需要が減少】
この指数は、世界の投資家のベンチマークとして利用されている。
これは世界の投資家も一斉に除外・採用のリバランスを行うことを意味している。

【簡単に】
MSCI採用銘柄は、MSCI連動型ファンドにニューマネーが流入すれば当然買われ下支えになっていると思われる。
今回除外された銘柄はこの支えがなくなる。これを家に例えると大黒柱が一本抜けた状態になる。

【エントリーするなら】
インカムゲイン銘柄としてエントリーするのは有効かもしれないが、キャピタルゲインを狙ってのエントリーは慎重に取り組んでほしい。特にチャートを見ての値ごろ感からのエントリーは避けてほしい。

【参考】
5月にMSCIから除外された電鉄各社の動きを確認。※リバランス実施日5/27
コロナ感染症による緊急事態宣言の影響もあるが、同指数の除外発表から売り圧力が強まり、戻りの鈍さが確認出来る。

・京浜急行（9006）5/27終値1391円.......11/25終値　　1231円　　騰落率- 11.5％
・名古屋鉄道（9048）5/27終値2086円.....11/25終値　　1824円　　騰落率- 12.5％
・京阪HD（9045）5/27終値3450円.........11/25終値　　2802円　　騰落率- 18.7％


【気になる指標】

＠バルチック海運指数。
2654ポイント-2.25％　
まだまだ見極める段階。
海運株は様子見継続。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
【大型株のご機嫌チェック】

東京エレクトロン（8035）　　　　　ご機嫌
ファーストリテイリング（9983）　　ご機嫌
ソフトバンクG（9984）　　　　　　 ご機嫌

【まとめ】
日経平均は反発。米国休場で様子見ムード。
米国では一足先にクリスマス商戦がスタートする。
26日がブラックフライデー
29日がサイバーマンデー
消費の活況が期待できる時期に突入する。
1部の売買代金は概算で2.1兆円。閑散。

・Wのシナリオ
1部の売買代金3兆円で日経平均30000円。
　　　　　　　　　　　　　　　
執筆者：Ｗ