食に対するスタイルも非接触が日常化するかも
日本だけは世界各国とは比べて温度差があるようですが、クリスマスに向けてのオミクロン対策として、ロックダウンに近い措置を取るような国も出ているようです。
先週土曜日に米国から一時帰国した私の娘、オミクロンの水際強化措置に沿って、検疫所指定の宿泊施設での3日間待機を経て、昨日自宅に連れ帰りました。
▼12月14日時点の水際強化措置
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdf2/1214_list.pdf
下記は、娘から聞き取りした待機に関わる状況です。
・同じ便で帰国した方々の中に陽性反応が出た方はおらず、当初予定どおり待機は3日間(土曜着、火曜に待機所を退所)。
・同じ便で帰国した方々は娘同様邦人の海外留学生が多かった模様。
・留学生の一時帰国者中心に最初にオファーされた待機場所は成田空港に近い学校の寮だったとの事。
・成田空港に近い宿泊施設はどこも満員状態との説明。
・娘が選択したのは、2択のうちのひとつ両国の〇〇ホテル。
・様々な検査や手続きの間、空腹を訴える方々に配られたのは「SOYJOY」、しかも1つずつ1回のみ。
・成田空港から両国のホテルまでは専用のバスで移動。
・部屋に入れたのは午後10時頃。
・3日間、3食全てお弁当で、ホテルの部屋のドア前やノブにお弁当が置かれ、選択余地、おかわり対応、共に無し。
・娘の場合はホテルからの外出は一律禁止されていたとの事。
・待機場所がどこになっても、退所後の解散場所は到着空港(娘の場合は成田)で、かつ、そこからの帰途に公共交通機関は利用できない。
・退所及び空港の解散は当初火曜日の夕方以降となっていたところ、当日に急遽お昼に変更された。その後の入所に備えるための措置だとの説明。
オンラインでのホテル検索プラットフォーム「トリバゴ」(ドイツ企業、NSADAQ上場)は14日、キャンセル率が11月以降およそ35%増加した事を明らかにしました。
さすがに、今なお、国をまたぐ旅行や移動には様々な制限や手間がかかる事を考えれば当然かもしれません。
さて、上掲のような状況・措置をふまえて、私が一番最初に連想したのは、旅行業関連株の「売り」ではなく、お弁当やテイクアウトに使用する容器の「買い」でした。
「非接触」はもはや「特需」ではなく、「日常」の一部として定着してゆく印象です。
日本人は古来から、ひとつの鍋を複数の人でつっつく、というようなスタイルでの食事に抵抗感が薄かったものと思いますが、これからは、「バイキング形式」だとか、「食べ放題」とかが縮小し、逆に「おひとりさま」向けの、かつ、非接触型での食事提供こそが日常化するのかもしれません。
お弁当の容器といえば、真っ先に連想されるのはエフピコ(7947)でしょうか。
月足ベースではコロナ以降さすがに株価推移は上向いていますが、日足ベースではむしろ下落トレンドにあるのが不思議ですが。
◎参考銘柄
エフピコ(7947)
執筆:木村泰章
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