今年最後の心理相場到来か
日経平均が終値ベースで最後に30000円に乗せていたのは9/28の30183.96円である。
※30000円を超えた時の上昇理由は政権交代期待でセンチメントが強気に傾いただけ。
9/28から何が大きく変化したのか
9/28~現在(執筆時)までの指標を確認して見る。
9/28 12/20執筆時
・WTI原油先物 75.29 68.92
原油は値下がりしている。一部を除けば日本企業にとってはプラス。
9/28 12/20執筆時
・FX 111.5 113.57
円安も進行している。日本を代表するトヨタは1円の円安で約400億円の営業利益の押し上げ要因とされている。
9/28 12/20執筆時
・米国10年債 1.534 1.375
米10年債利回りは、先日FOMCでテーパリングの前倒しが発表されたが上昇する気配がない。
【何が日本株を押し下げているのか】
W的には
センチメントの悪化だけ。
オミクロン株による先行き不透明感など、まだ何も裏付けのない心理だけの下落と見ている。
この下落はファンダメンタルズを伴っていない。
ファンダメンタルズを伴わないセンチメントによる下落は比較的時間がかからず収束する可能性がある。
日経平均の日足チャートを確認出来れば見てほしい。政権交代期待によるイレギュラー的な上昇がなければ下値を切り上げて緩やかに上昇している。
目先のポイントは12/3に付けた安値の27588円を下回るか否かになるが、先日のコラムにも記したがIPOのピークを迎える週後半に向けて切り返しを予想する。
【直近IPO銘柄の動き】
12/10上場
フレクト(4414)+0.94%
12/15上場
ネットプロHD(7383)+1.56%
12/16上場
True Data(4416)-4.08%
12/16上場
ブロードエンタープライズ(4415)-2.88%
12/20上昇
グローバルセキュリティエキスパート(4417)ストップ安
12/20上場
JDSC(4418)ストップ高
12/20上場
HYUGA PRIMARY CARE(7133)ストップ高
まだまだ続くIPOラッシュ。ナンピン、オーバーナイトは注意せよ。
【気になる指標】
・バルチック海運指数
2379p-4.76%大幅続落。
下落トレンド入り。
海運株は様子見が無難とみる。
【大型株のご機嫌チェック】
ファーストリテイリング(9983)ご機嫌ななめ
ソフトバンクG(9984) ご機嫌ななめ
東京エレクトロン(8035) ご機嫌ななめ
メルカリ(4385) ご機嫌ななめ
【Wのウオッチ銘柄】
・リファインバースグループ(7375)
・Kudan(4425)
・SBテクノロジー(4726)
・TDSE(7046)
執筆:W
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