休むも相場。でもでも。。。
不安定な相場展開が続き、本日もマザーズ指数が5%近い下げとなった日本の株式市場。
「方向感」は依然として下向きですが、さすがに売られ過ぎ、との相場観をお持ちの会員様も少なくないものと存じます。
「セオリー」に基づくならば、荒れ相場においては投資行動を控えて「休む」べきなのですが、常に、理論的に、セオリーに沿って、教科書どおりの売り買いに徹しているだけでは、「運用」としては「妥当」であっても、大きなキャピタルゲインは望めないかもしれません。
現時点では、あくまでも「休む」事こそがセオリーであるとご指摘申し上げる一方で、ここまでの値幅を伴った下落となった後の戻りに、更なる下落リスクも承知のうえで「賭けてみる」という、スタンスについても「否定」するつもりはありません。
なぜならば、本日の大幅下落の背景を、理論的に特定する事ができず、不安心理からの売りが売りを呼ぶ展開、という印象が強い為です。
一旦切り返しても、その動きが続かない可能性もある為、それこそ「打診買い」という小額の投資行動以外は危険であるものの、その危険性をも覚悟・承知のうえであるのならば、レベル感的にはそろそろ買い目線で臨みたい個別銘柄も、散見され始めているように感じます。
昨日の小幅戻しは年金の買いだった、という観測が市場関係者の間で囁かれております。
全体相場の大幅下落を経て、買い目線に転じ始めているのは、個人投資家だけでなく機関投資家も同様である事を裏付けるような事象と見て宜しいでしょう。
「休むべき」ですが、リスク覚悟で、とりあえず「打診買い」してみるというご意向であれば、業種的には、本日6%の下げとなった海運、一時3%超の下げとなった機械と精密機器、辺りが狙い目でしょうか。
一方で、4%超の下げとなったサービス業セクターは、戻ったとしても「優先順位」としては後回しになりそうな印象です。
個別では下記2つの「01」銘柄であれば、突っ込み買いでも、仮に下振れしても、さしたる不安感は無いように考える次第です。
◎関連ご参考銘柄
・ツガミ(6101)
・小松製作所(6301)
執筆:木村泰章
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