新たなテーマに期待集まる
やはり当局と世間のAMLに対する認識の乖離は想定以上であることが今回の議事で分かることであり、当局としては様々な審議案件の中でも喫緊の課題と認識していることも分かる。今後AMLビジネスを手掛ける企業が市場でフォーカスされても不思議ではないだろう。DTS(9682)は国際基準に準拠したAMLシステムを開発。同システムは三菱UFJモルガンスタンレー証券も採用しており、MUFGの商銀や信託等への受注期待も膨らむ。1月には金融業界向けにAMLシステムの一部の機能の無償トライアルを開始している。
直近の3Q決算でも売上高はやはり金融業界向けのウェイトが大きく、3Q累計の受注高は前年同期比で43.9億円増加。官公庁向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)案件も伸長しており今後自治体向けにも販売が広がる可能性も期待できよう。直近の株価は3/1に2800円超で上値が抑えられており、2月にも同価格帯で頭打ちとなっている。よって同レンジ上限を抜けたタイミングを窺うのが一考だろう。
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