皆様、日々の株式投資へのお取り組み、ご苦労様です。

日経225「だけ」が異様に強い印象だった本日の東京市場。
なんとなく「気持ち悪い」上昇っぷりが個人的に「腑に落ちず」、大引け後に知人の現役日本株ファンドマネージャーに電話をしてみました。

理論派でありながら、目先の鼻も効く、非常に優秀なそのファンドマネージャーの弁によると、彼は本日の大幅上昇を「リスクオフの買い」と表現していました。

「リスクオフ」を目指して「買う」となれば、やはり、ショートカバーとショートスクイーズが一番最初に思い浮かびます。
要するに空売りを仕掛けていた向きの「買戻し」です。
本日の大幅上昇に関する市場関係者や解説者の論調も、概ね、「ショートカバー＋ショートスクイーズ」、で一致しているような印象です。

もう1人、中小型株に強いと言われる国内中堅証券のベテランセールストレーダーは、
国内の機関投資家は動いておらず、むしろ、期末に向けて有給休暇を消化している方々が多い印象、との事。
彼もやはり、ありえそうな説明としては「ショートカバー＋ショートスクイーズ」と分析していました。

さて、私が本日、終日、横目でず～っとチェックし続けていたのは、「景気敏感株」と目される機械株の代表銘柄のひとつ、コマツ（6301）の値動きです。
過去4日間2800円割れから陽線続きで上昇してきたコマツは本日、上値抵抗と目される3000円にワンタッチしたものの、3000円に出されていた大きな売り物を喰い進む事はできず、終値は2994円でした。
大引けはおよそ30万株の成り行き売り買いと、上値の買いVS下値の売りおよそ30万株ずつ、で60万株以上の商いをこなしており、この点にもやはり、インデックスプレイヤーの売り買いこそがメインだった事が示されているように感じました。

買い戻しでは無く、新規マネーとして、大学ファンドやオイルマネーの流入を指摘する市場関係者も一部おられたようですが、新規マネーが、TOPIXならまだしも225をインデックス買いするとは考えられず、やはり本日の買いはインデックスプレイヤーによる買い戻しと見るのが妥当な印象です。

弊社のまんもす藤井。も自身のコラムで、明日以降の下落調整の可能性について言及しておりますが、（◆2022/03/23 16:00更新【まんもす藤井。の銭話物語】コチラから◆）
私も本日の大幅上昇は「腑に落ちない」、あまり「気持ちの良くない」上昇だったように感じます。
225銘柄を保有されている会員様で、利が乗っている状態であるならば、明日の寄り付き近辺で一旦利食い売り、というスタンスが無難かと存じます。

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個人的に気になっている銘柄
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◆日揮ホールディングス（1963）
◆千代田化工建設（6366）

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単発スポット銘柄の見解　
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◆≪木村泰章のゴールドメソッド銘柄（****）≫
むむむ？
ここからもう50円ほど上伸して出来高がもう1～2万株程度増えると、
そろそろ・・。

◆≪木村泰章のラスト七福神銘柄（****）≫
もう200円くらい上伸したらメ〇〇さんのショートスクイーズも？
来期業績急拡大見込みが売り方は相当怖いはず・・。



執筆：木村泰章