大規模受注獲得で好調なデジタル銘柄
システム開発における企画設計等の上流工程に対するコンサルティングや、技術者派遣等を行っている企業。特徴としては、エンタープライズ向けの案件が多く、官公庁や金融機関等に顧客属性が偏っている。同社グループの強みと営業力を活かした『大型受託案件の獲得・拡大』戦略が功を奏しているようだ。
5/10発表の中間決算では、経常利益の対会社予想進捗率は43.6%と暗雲漂う。ただ、過去の業績推移を確認すると、2Qと4Qに利益が偏重する特徴がみられるため、業績面に対し不安材料は少ないといえる。積極的なM&Aに係る費用も発生しているため、本来の実力を発揮するのは22年9月期(今期)以降になりそうだ。今期は多くのM&Aや業務提携等案件を推進する様子が同社資料から確認されるからだ。
世間では人材の流動性低下が懸念されている中、優秀なIT人材を保有している同社にとっては、今後も続くであろう旺盛なDX化需要(受注案件)に対し上手く消化しきれるだろう。なお同社は上流工程に対する業務の他に開発や保守運用まで、“骨の髄まで”開発案件に深耕しているため、プロジェクト予算の取りこぼしも少ないだろう。株価は4/26にピークアウト感が示されたが、心理的節目2000円~2200円付近には各移動平均線が集結しており、下値でのリバウンドが期待できよう。ただ仕込むタイミングは慎重に見極めたい。反発が確認できてからエントリーしても遅くはないと見ている。
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