海外投資家の売り越しが大きく目先は売り切ったものと見ます
先ほど6月第3週 (6月13日~17日)の投資主体別売買動向が発表されました。
注目の海外投資家は、前週のおよそ1800億円の買い越しから、およそ8000億円の売り越し金額に転じ、現物と先物の合算では、1兆7000億円超の売り越しとなりました。
日経先物の売り越しはおよそ6400億円、TOPIX先物の売り越しはおよそ2700億円でした。
6月9日(木)の日経平均の終値は28246.53円、10日のSQを挟み、6月20日の25771.22円まで下落し、1週間で2000円近く下落した6月3週の背景は、やはり海外投資家による売りであった事が裏付けられた形です。
日米のオプション清算日の谷間で、週半ばのFOMC前後で米国金利が急上昇し、「リスクオフ」的に下落が加速したもの見ます。
一方で、「売り切った感」も台頭し始めているように思います。
6月21日の日本株の大幅切り返しは、そうした売り出尽くし感ゆえの典型的な反応のひとつと捉えておりますが、6月20日の下落、さらには、海外市場が強かったにもかかわらず、小幅下落となった6月22日の動きを見ていると、6月3週の下落幅が想定以上に大きかった為に、未だその余波が残って、主力級大型株の上値が重く、センチメント感が劇的に改善しないからこそ、中小型成長株も全般的に戻りが鈍いもの、と分析しておる次第です。
しかしながら、弊社はここからの全体相場に対する強気見通しを、27000円、いえ28000円を目指しての切り返しの展開となる予想を、継続したいと思います。
選挙戦が始まり、月末にはグロース株やや有利、かつ、買い方向優勢のインデックスイベントもあり、配当の再投資期待も4兆円超規模と目されておる事から、日本の株式市場に影響を与えそうなリスクイベントよりも、支援材料と見られる要因の方こそが多い、と考えているからです。
なかなかスッキリと晴れ上がらないお天気のように、日本の株式市場も悩ましい展開となってはおりますが、切り返しという方向感が定まってくれば、今度は上方向への「上伸加速」という、良い意味での「過剰反応」も期待できるように思います。
未だ方向感が定まらない感は、売り買い共に控えて様子見、となさっていただく事も、大事な投資行動のひとつであるとご認識いただきたいと存じます。
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個人的に気になっている銘柄
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◆ワイエイシイ(6298)
75日移動平均線を下値抵抗として下げ止まった印象です。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆タカヨシ(9259)[食の産直プラットフォーム運営]
一気に来ました、6%高!
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪億男Wのダブルビクトリー銘柄(****)≫
ちょっと休んでもいいくらいだと考えておりましたので、
小幅安というスピード感の調整に不安は無しです。
◆≪【あすなろ認定 短期高騰タイトルマッチ】(****)≫
3倍級も5倍級も、ご参加いただくタイミングは、
全体相場の切り返しのタイミングと合致するかも?
執筆:木村泰章
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