参院選絡みネタPart.1:対照的な経緯を見せる日本版IR誘致ゆかりの地の知事選・市長選
私個人的にも、あすなろ投資顧問としても、これからの株式投資テーマのひとつとして、
国土交通省/観光庁が推進する「MICE」の行方に大いに注目したいと思っております。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/mice.html
(出典:観光庁ホームページ)
コロナ禍で棚上げ状態に陥ってしまった「MICE」も、外国人観光客の一部受け入れが再開された事から、今後はインバウンド需要の掘り起こしという観点で、推進力が加速する可能性があり、MICEに付随する形で論じられる事が多かった日本版IR誘致に関しても、今後、政府が「第2ラウンド」的に誘致候補を募集するかもしれません。
日本版IR誘致に関して、国への申請が確実視されていた和歌山県は、申請期限目前の土壇場になって県議会で否決され、一転申請を取りやめる事となりました。
IR推進派であった現職の仁坂・和歌山県知事は、次期知事選に出馬しない事を6月15日に表明しました。
ご存じのように、和歌山県は自民党・二階氏のお膝元であり、二階氏が観光立国寄りである為に和歌山県のIR誘致申請は本命視されておりましたが、自民党の一部県議から賛同を得られず、IR誘致申請は否決されました。
次期和歌山県知事選には、国民民主党に離党届を出した岸本周平衆院議員が無所属で立候補すると表明しています。
仁坂氏が次の知事選に出馬しない事から、和歌山のIR誘致は、ほぼ立ち消えたものと考えて宜しいでしょう。
一方、一旦IR誘致申請を見送ったものの、再度IR誘致に関して議論が交わされているのが、北海道の苫小牧市です。
任期満了に伴う苫小牧市長選は6月19日に投開票が行われ、無所属現職の岩倉氏(公明、新党大地推薦)が同じく無所属の西村氏を退けて5選を果たしました。
この市長選の論点のひとつとしてIR誘致があがり、誘致継続を訴えた現職の岩倉氏に対し、西村氏は誘致反対を主張しました。
誘致継続を主張して選挙戦に勝利した岩倉氏が、一旦棚上げしたIR誘致を、どのように元の誘致路線に戻すのかが注目されましょう。
4月の終わりに国への申請が締め切られたIR誘致立候補地は、国が認可する「枠」として示していた3つの自治体枠に対し、結果的には大阪と長崎の2つしか申請が行われ無かった事から、政府が「第2ラウンド」的に追加で誘致候補を募る可能性がありましょう。
となると、コロナ禍における行動制限が緩和傾向にあり、外国人観光客の受け入れも進み始めた現段階では、上述の苫小牧だけでなく、前回は申請を見送った、千葉の幕張や神奈川の横浜等も、再検討を始めたりするかもしれません。
インバウンド再開からの日本版IR/MICEの行方からは今後も目が離せなそうです。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪エレファントムーンショット銘柄(****)≫
再度、弊社が設定したターゲットを目指して堅調な動きが続きます。
これも国策絡み銘柄との認知が進んでいる裏付けのように思います。
◆≪【あすなろ認定 短期高騰タイトルマッチ】(****)≫
3倍級銘柄も5倍級銘柄も、当然ながら国策と関連アリです。
仕込みのタイミングも全体相場の切り返しと合致しそうですね。
執筆:木村泰章
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