比べてみました:トヨタとSUBARU
SUBARU(7270)が8月3日に発表した今期1Q(4-6月期)の連結決算は、営業利益が前年同期比25.2%増の369億円となりました。
主力市場の米国販売が好調で円安効果も寄与した形ですが、今通期の見通しは従来どおりに据え置かれました。
今期の営業利益予想は前期比2.2倍の2000億円で、アナリスト18人による事前の市場予想(IBESのコンセンサス予想)だった2559億円を下回っています。
なお、想定為替レートは従来どおりの1ドル120円を据え置いています。
決算発表を受け昨日の株価は大きく下落しましたが、本日は昨日の下落分を埋める動きとなり、終値では8.48%の大幅高となりました。
1Qでは未実現利益や品質保証引当金などの特殊要因が発生しており、その分を考慮すれば実質コンセンサスに沿った結果であったのではないか、という点が見直された形です。
一方、本日はトヨタ(7203)が決算発表を行いました。
今期1Q(4-6月期)の連結決算は、営業利益が前年同期比42%減の5786億5500万円となりました。
併せて、今通期の同収益は従来予想の33兆円から34.5兆円(前期比9.9%増)、純利益は2兆2600億円から2兆3600億円(同17.2%減)に上方修正されました。
1Qの営業収益は、市場では8600億円前後が予想されていた模様です。
なお、想定為替レートは従来の1ドル115円から1ドル130円へと大幅に見直されました。
決算発表後に株価は下落に転じ、終値ではおよそ3%下落となりましたが、その背景と見られるのは下記の懸念事項です。
・1Q決算内容が市場コンセンサスを大幅に下回る点。
・通期上方修正は為替レートが大幅に見直された事によるところが大きいと思われる点。
本日のトヨタの決算発表を受け、海外投資家勢をはじめとする、大口の機関投資家勢がどのようなアクションを取ってくるのかが注目されますが、個人的には、1Q決算は「ややネガティブ」であるものの、既に前期本決算発表時に今期の減益予想が示されていた事から、1Q決算を受けて投資スタンスを変更するほどのインパクトには乏しい印象です。
短期トレーディング目線では「売り」となる可能性はありながら、中長期戦略的には2000円どころを「買い」と見る向きが多いものと予想します。
そのトヨタの決算発表を弊社内で誰よりも気にかけていたのは億男W。
相場全体の温度感を推し測る指標のひとつとして、トヨタの決算発表に注目しているのはさすがですね。
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個人的に気になっている銘柄
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◆ライト工業(1926)[法面吹付け工事大手]
5月終盤の安値からほぼ一方通行の切り返し。
急な大雨等の自然災害の傷跡を補修する需要は今後も強そうです。
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆リックソフト(4429)[プロジェクト管理ツール]
大幅高の後なのに値持ちは良く安定。
出来高が増加してくれば、もう一段の上昇も期待できそう。
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪ミリオネアドリーム銘柄(****)≫
一旦下落する場面があったにもかかわらず、
キッチリ切り返してプラス引け!
明日以降の値動きが楽しみです。
◆≪木村泰章のキャッシュキング銘柄(****)≫
ほら、ほら、ほら!
明日以降の値動きが楽しみです。
明日にもフォローメールを配信致します。
◆≪木村泰章のレッドダイヤモンド銘柄(****)≫
それ、それ、それ!
これも明日以降の値動きが楽しみです。
急激な水準訂正が行われている印象ですね。
執筆:木村泰章
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