高騰でも業績良好銘柄
工業用フィルムや建築資材向けシートを手掛ける。原材料高で多くの製品は価格転嫁を強いられているものの、ウッドショックで高騰した木材製品は安くなってきている(木材価格〔令和4年11月〕,農水省12/5公表)。建材回りを手掛ける銘柄群にも利益面の伸びが期待できることから連想買いが進みそうだ。
直近発表の3Q決算は半導体の供給制約が響き主力の合成樹脂事業は減益となった。一方で建材事業は原料の樹脂価格が高騰しているものの増益で、建材関連の引き合いは強いようだ。今後は建材安がポジティブに働き、またG7主導の原油価格の上限設定を受けて原材料価格も落ち着くことで、数量及び利益面双方の拡大が見込まれる。
冒頭に触れた資料によると、木材製品価格は昨年の4月頃から上昇し始め、この動きを見込んだ買いが同社株にも集まったように思われる。その結果、株価は昨年7月に高値2610円をマークした後は今年の5月頃まで調整基調に転じている。前期の業績に特段悪い点は見つからないため、テーマ性の特需剥落を受けた短期筋の売りが主体であると思われる。今期の最終益予想は増益であることから、今回は業績面を好感したマネーの流入が足元の株高を支えていると見られるため、再び建材関連としての買いが入れば一段高の様相になるかもしれない。流動性が更に増してくるまで様子見しておこう。
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