これが最高益見込みの業績良好銘柄
デジタルマーケティング・データマーケティング・インサイト事業の三本柱で構成される企業。消費者のニーズを掴むためのネットワーク・プラットフォーム(パネル)が充実しており、これを基盤としたサービスが強みと思われる。またアジア中心に拠点を拡大しつつあり、今後は多様性を活かしたサービス・ソリューションが競争力向上に繋がってくるであろう。
業績に関しては11月に1Q決算を発表。増収・増益と堅調で、リサーチ案件の引き合いが強かったようだ。不透明な世界情勢における、顧客ニーズの変化を捉えたい、といったようなクライアントの狙いが窺える。海外セグメントも良好。特にアジア地域の経済回復を見込んだ市場調査需要が業績に寄与したと思われる。過去最高益更新の通期予想シナリオが現実味を帯びつつある。
一方で、株価は軟調気味。一昨年11月高値1330円から、足元の株価は700円台とほぼ半値水準。業績良好ゆえ、調整局面では値ごろ感を意識した買い支えが期待できそうだが、上述の決算発表を受け、材料出尽くし感からの売りが需給悪化を招いていると思われる。直近はゴールデンクロスを達成しており、底打ち感がみられるものの、以前のように何度も反転が阻まれていることから安易な買いは控え、しばらくは反発が持続するか確認しておきたい。
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