【6/7】後場の注目株「出遅れを追いかける動きが鮮明」

前場の取り組みお疲れ様でした。

日経平均株価は1万6639円85銭（前日比+59円82銭）と反発。メジャーSQ週の火曜日は6回連続マイナスとなっているアノマリーを跳ね返せるか。米国市場では利上げ先送りが意識され、S&P500は年初来高値を更新。日本市場では日経平均はマイナス圏に沈む場面も見られるなど、米国市場を追随せず。引き続き短期と割り切って参戦した方がストレスが少ない相場展開を予想。春先人気だったテーマ株も的が小さくなっており、アプローチ方法はマイナーチェンジの必要ありか。

◆後場の注目株レポート

OAKキャピタル（3113)
事業提携や資本提携、Ｍ＆Ａなどにより、事業投資、事業プロジェクト投資を展開。ネット上の投稿データ監視サービスを展開するホットリンク（3680）が中国のテンセントWe Chat Pay事業部との協業を発表。ホットリンクの第三者割当増資を引き受けている同社と合わせて人気化。本日は久々の大陽線を付けており、出来高を見ても、雰囲気は一変。SQ週と言う事もあり、主力企業の上下を嫌った短期マネーを巻き込む可能性は無視できない。

コラボス(3908)
お客様相談室や製品問い合わせセンター等のコールセンターで利用されるシステムを、クラウドサービスで提供。本日はニューフォリアと共同で、コールセンターシステムとiOSやAndroidoアプリと通話可能な「COLLABOS SDK」を開発。今期は順調な増収増益を予想しており、業績面での安定感は既に織り込み済みか。更なる上振れの材料を期待したいところだが、今回の製品はこれから実証実験を迎える製品であり、業績面への貢献は不透明。明日以降出来高が細るようであれば、再び揉み合いが続く可能性も注意したい。

メンバーズ（2130)
デジタルマーケティング支援やネットビジネス支援を事業展開。不特定多数向けの業務委託のマッチング事業を展開。クライアントはユニクロやみずほ銀行、パナソニックなど大企業も多岐にわたる。今期は積極的に新卒を大量採用しており、第二四半期以降の収益化を目指す。4月に東証に上場した企業だが、創業は20年を越えており、IPO特有の業績の変動幅が期待出来ないのが不人気の理由か。上場直後から右肩下がりが続いたたが、本日は上場初日寄りも出来高を記録しており、トレンド変化の初日として注目したい。