後場の注目株 「個別物色人気が爆発!」
前場の取り組みお疲れ様でした。
日経平均株価は16,677円84銭(前日比-153円08銭)と反落。米国市場は堅調に推移したもの、ドル円相場で106円台半ばに向け円高が進んだことにより、主力企業を中心に東京市場は軟調に推移。引き続き短期的には「アメリカの利上げ後退+日本追加緩和なし」という円高プレッシャーを想定しており、想定の範囲内動きが続く。当然、為替無関係の銘柄に資金が集まり、資金の足は速いが好きな人にはかなり楽しい相場と言える。午後も薄商いの中、謎の先物上昇があるかもしれないが、浮かれることなかれ。
◆後場の注目株レポート
T&Cホールディングス(3832)
現在は医療機器製造販売を展開しているものの、祖業の投資情報提供から大きく業態変貌中。今期債務超過の場合は上場廃止が予定されており、主力事業も大幅に変更と先行き不透明な会社とはまさにこのような状態を指すのか。そんな会社が目立った好材料も確認されていないなか、午前中から120万株以上の出来高を伴い急伸劇を披露。物色対象が少なくなってきている相場事情の象徴とも考えられ、相場の温度感を測るバロメーターとして注目したい。
ソフトフロント(2321)
SIP・NGN関連技術を核とするソフトウエアの開発を主たる業務として展開。Oakキャピタルを引受先に新株予約権等を割り当てており、浮上を目論む。本日はOakキャピタル(3113)が、新興市場などの上場企業を対象として成長戦略支援で電通(4324)と業務提携を発表しており、Oakキャピタルの出資先である同社にも思惑が広がり人気化。Oakキャピタルはストップ高となっているが、その他の関連銘柄の中では反応が良い同社を、今回の提携劇の高感度銘柄として注目したい。
リベレステ(8887)
首都圏で分譲マンションを展開。5月決算企業であるが5月の権利落ち後、750円近辺でさげ渋った後に急反発を見せ本日年初来高値更新。今週に入りやや横ばいの株価推移となっているが、大量保有報告書では大きな変化が確認されていないなか、6月頭から出来高が急増。月初から買い向かった筋の出口を予想した場合は、相場はまだ若い可能性も。
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