国内株式概況

　 　
本日の、国内株式市場は、寄り前の外国証券経由の注文状況が、大幅に買い越しだったことで堅調に始まったものの、米・ＮＡＳＤＡＱが安かったことで、ハイテク中心に売りがでて反落。
その後、先物に強烈な買いが入り、日経平均株価は、一時、前日比、147.38円高の、13704.09円まで上昇した。
ただ、後場に入ると高値警戒感と、今週末のオプションＳＱをにらみ、再度、先物主導で下落。
今日の、日経平均株価は、かなりデリバティブに係わる裁定取引にふりまわされている印象があった。

日経平均株価は、安値引けで、前日比、92.97円安の、13463.74円と反落。
一方、ＴＯＰＩＸは、一時、ザラバでの年初来高値を更新、前日比、0.90ポイント高の、1406.89ポイントと3日続伸。

業種別指数は、33業種中、16業種が上昇。
三井不（8801）・三菱地所（8802）・ＮＴＴ都市（8933）の不動産業が値上がり率1位。
日新火災（8757）・ニッセイ同和（8759）・あいおい（8761）の保険業が同2位。
三井倉庫（9302）・渋沢倉庫（9304）の倉庫・運輸関連が同3位。
小売業、鉱業、石油・石炭製品も高い。

半面、新日鉄（5401）・住金（5405）・神戸鋼（5406）の鉄鋼が値下がり率1位。
王子製紙（3861）・日本製紙（3893）のパルプ・紙が同2位。
武田（4502）・アステラス（4503）・エーザイ（4523）の医薬品が同3位。
精密機器、海運業、輸送用機器も安い。

個別銘柄では、投資グループが推奨しているとの噂で、ラピーヌ（8143）/365円（+80円）がストップ高。
主要株主の交代（ゼクス（8913）が、双日（2768）保有の全株式27.41％を譲り受けるというもの）で、中央毛織（3207）/323円（+48円）が急騰。
業績の上方修正で、フィルコン（5942）/1166円（+147円）も高い。

半面、赤字転落で、丸紅インフォ（7584）/431円（-83円）が大幅安。
業績下方修正の、九九プラス（3338）/377000円（-52000円）も売られた。



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