NY株安を嫌気して反落 28000-28300円レンジを想定

【米国株】
　9日のNY株式市場は雇用統計への警戒感と地銀の経営不安で下げ幅を拡大。8日に株式売り出しを発表したSVBファイナンシャル・グループや、傘下の銀行を自主的に解散すると明らかにしたシルバーゲート・キャピタルが急落。金融株全体に売りが出たほか、10日の米2月雇用統計の発表を控え手控えムードが広がった。また、バイデン米大統領が「富裕層への増税を含む2024会計年度の予算教書」を発表し、共和党と対決姿勢を打ち出したこともネガティブ視された。

【注目ADR】
銘柄名　　　　　国内引け　　　 ADR　　　　　騰落率
積水ハウス　　　2,727.5　　　 2,820　　　　 +3.39%
＊決算を好感か


【★日経平均見通し★】
　本日の日経平均株価は、NY株安を嫌気して反落の展開と見る。CME日経平均先物の終値は2万8000円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万8623円と比べ623円安い水準。（配当落分約250円）


－【重要指標】－
●日経平均株価PER：13.60
　　　　　　　PBR：1.22
　　　　　　　配当利回り：2.26

●騰落レシオ（25日）132.64％：120％超で過熱
●空売り比率　38.8％：40％を割れた
●日経平均ボラティリティー・インデックス　18.17迄上昇：指数上昇でボラも上昇


－【前営業日（3/9）のおさらい】－
日経平均　28,623.15（+178.96）：値がさ半導体が支える
TOPIX　　　2,071.09 （+19.88）：7＆Iが支える
マザーズ　　 776.34 （+2.52）：昨年12月高値813を超えるか注目

東証プライム売買代金　2兆8808億円
値上がり1432／値下がり329／変わらず74
グロース売買代金　1927億円：エーアイで膨らむ


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【今週の重要スケジュール】

3/10(金)
米 22：30 雇用統計2月非農業部門雇用者数変化（予想21.5万、前回51.7万人、上振れはネガティブ）