やはり、低バリュー銘柄物色の流れは長くは続かない印象
「配当狙い」という時期的な要因と共に、低バリューの主力級大型株に物色の矛先が向かっておりましたが、オプションSQの影響もあって、バリュー株全般が一旦下向きに転じると、反動安を嫌った売りものが下げを加速し、株価が切り返す際に必要となる「エネルギー」は、上昇前よりも大きくなってしまいがちです。
一方で、巨額の資産を運用する機関投資家勢にとっては、「一時的であっても」、低バリュー銘柄物色という「トレンド」に沿っていれば、運用スタンスや運用手法に対する「批判はかわせる」と推察される事から、「低バリュー銘柄物色」から「中小型成長株物色」へと、敢えてアクティブな資金シフトを加速させなくとも、「足元+ごく目先的」には、現状維持+アルファ程度の「微調整」でイケるとの判断が働いているようにも見受けられます。
ゆえに、3月いっぱいくらいは、アクティブにリスクを取るのではなく、低バリュー銘柄物色の流れに乗ろうというスタンスが継続する可能性がありましょう。
しかしながら、上述のとおり、機関投資家勢のバリュー物色は、「足元+ごく目先的」には「妥当」であっても、目線を中長期に移せば、やはり、バリュー⇒グロースへのシフトが求められるであろう、と推察します。
となると、昨日のような久しぶりの大幅な全体相場の下落が「ヒキガネ」となって、
戻りの鈍さが想定される主力級大型株群から中小型成長株群へのシフトがいよいよ動き出すかもしれません。
ゆえに、会員様各位には、こうお伝え申し上げたいと存じます。
「来週、仮に主力級大型株はじめ低バリュー高配当銘柄群が切り返しても、追従買いはやや危険との印象」
「逆に深押しした中小型成長株群には割安感が台頭し始めているので切り返しに転じたところを押し目買いのチャンスと見る」
来週も、個別銘柄のフォローメールや、全体相場フォロー等により、週初より市場・セクター・個別銘柄群の「温度感」をお伝えしてまいる所存です。
過度に「理論的」なスタンスに寄り過ぎて「リターンリバーサル」を狙う事も、
一過性の株価推移を「方向感」と取り違えて、株価推移に追従し過ぎる「トレンドフォロー」も危険と考えます。
大きな値動きを経たら、まずは「Wait & See(様子見)」こそがセオリーであると、頭のどこかで、なんとなくでも、ご認識いただければ幸いです。
執筆:木村泰章
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私のコラムで紹介した銘柄
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◆ニチコン(6996)
1月半ばにご紹介し切り返し基調が継続中。
新たに上昇トレンドが形成されつつあります。
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単発スポット銘柄の見解
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