ゴールデンクロス銘柄
発注者の立場から、建設工程を管理する「CM(コンストラクション・マネジメント)」方式を採用。CMで発注者と施工者の建設に対するギャップを埋めることができよう。DX化に対しても積極的で、アジャイル(高速)方式の自社クラウドシステムを開発。CMに加えDX化でも顧客を様々な面で支えている印象を受ける。また最近は原材料高等により、発注単独での建設プロジェクトの難易度は上昇しており、同社のCMのリピーターだけでなく、新規顧客の引き合いも強まってくるのではないだろうか。
2月には業績及び配当予想を上方修正。社会的に建設投資が増え、平行してCM案件も増加したことが影響した模様だ。また社内の構造改革も奏功し受注粗利益は過去最高益を更新。次回は本決算であり、業績予想の上ブレはほぼ既定路線であろう。来期の会社計画が、業績予想の上方修正を見据えて保守的に見積もっているのか気になる。事業環境に追い風が吹いているからだ。
まず月足チャートは上昇基調。60月線が支持線として機能。9月線と24月線のゴールデンクロスが示現しそうだ。週足では21年高値と22年安値の半値戻しに挑戦中といったところ。半値戻し付近では、もみ合い商状が見られ方向感に不明瞭感が漂う。日足では、週足でもみ合っていたところが75日線を支持線とした緩やかな上昇トレンド。5日線と25日線のゴールデンクロスが示現しており、3月高値の830円を、テクニカルの優位性をテコに突破すれば週足における全値戻しへ本格的にトライしよう。
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