「全固体電池」関連銘柄
リチウムイオン電池などの関連製品を扱う。また次世代電池と目されている「全固体電池」の量産も企図しており、リチウムイオン電池関連製品に次ぐ次代の収益源として期待。今年の6月には量産品の出荷開始を予定しており、使用用途が産業機器からウェアラブル等に広がることで、飛躍的な成長が見込まれそうだ。PBR0.8倍台(執筆時点)と割安感もあり、バリュエーション面でも伸びしろが期待できる。面白そうなテーマ株。
4/27発表の本決算における営業利益は減益で着地したものの、当期純利益は増益。先述の「全個体電池」量産設備の投資が落ち着いたことで、投資キャッシュフローの水準が低下し、キャッシュフロー感はバランスがよいため、財務戦略に関しては安心できよう。今期は再び投資が活発になる予定だが、財務コントロールのバランス感覚が良いと分析しているため、過剰にキャッシュが減少することもなさそう。
これらの点から鑑みると、財務面の盤石さから株価に対しても良好に影響しそうである。株価は節目1400円突破後は75日移動平均線が支持線として意識されており、極端な下値不安は乏しかろう。一方で、「全個体電池」関連の材料が3月下旬に発生したことから一時急騰したため、需給バランスはやや悪化した印象。出来高が急増した3/22のVWAP:1557円付近からは上値が重くなりそうなため、1400~1550円程度で売り買いを短期で繰り返すやり方も一考だ。
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