PBR1倍割れの銘柄
補聴器や、騒音対策の振動計測器、また半導体製造関連向けの微粒子計測器事業を展開。高齢化社会が進んでいる中、国内シェアNo.1を誇る補聴器の販売は安定した推移が期待できそうだ。また、半導体製造に関わる同社の微粒子計測器も0.02μm粒子まで計測可能という訴求点が多くの製造装置メーカーに響くであろう。隠れた半導体関連銘柄として注目。PBRは執筆時点で0.92倍と伸びしろも見込まれる。
業績を見てみよう。今期の会社側が計画した営業利益は30億円。過去最高の31億円(2022年3月期)に今期は迫る勢い。コロナ禍から回復しつつある、主力事業の医療機器事業において、補聴器の販売が戻ってきているようだ。ただ物価上昇の影響もあり、過去最高益を記録した当時の事業環境と今期を比べると、厳しい闘いになるかもしれない。しかし通期で約1億円以上多く利益を計上できれば、サプライズ決算として買いが集中する可能性も期待できる。
株価は6/1の安値である1795円から強い戻しが見られる。確かに地合いが良好だったとは言え、出来高の水準などを鑑みると同社に固有の買いシグナルが発生したものと見られる。半導体関連銘柄としてついに物色が始まったのか、あるいはテクニカルにおける一目均衡表の抵抗帯(雲)を抜けたためか、ファンダメンタルズ・テクニカル両面で良好な状態であることが分析できる。雲抜け&半導体関連銘柄という材料たっぷりな銘柄と言えよう。PBR1倍割れというテーマも。
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