短納期に強い銘柄
前回は製造業に特化したIT企業を紹介したが、本日は金融業に関するシステム開発に強みを持つ同社を紹介。「アジャイル」という短期で開発ができる手法を駆使し、精度が求められる与信審査回路の実装に成功。今回の銘柄も単なる「DX銘柄」ではなく「クオリティーDX銘柄」と名付けても良さそうである。また米フィデリティ傘下のFMRが6/7付けで「大量保有報告書」を提出。海外資金の更なる流入期待も。株価の動きは下記にて解説する。
その前に足元の業績を確認する。前期の経常利益は過去最高を記録。そして今期は増益の見通しとファンダメンタルズ面は悪くなさそうな印象。前期は大規模な投資を行っているが、自由に使うことのできる現金のフリーCFは良好。株主の期待に応えてくれるような資本政策を行う余地はあると予想する。
株価は、上述のFMRの大量保有が明らかになると急伸。節目1800円に達する前に売られてしまったため、目先のリバウンドが続くかは怪しいだろう。株価が低水準のところでもみ合っていれば、再び海外投資家からの買いが入ってくるかもしれない。狙うなら25日移動平均線付近まで落ちたタイミングか。テクニカルのMACDはシグナルとのゴールデンクロスが接近中(執筆時点)。短期での戻りが強かったことからMACDも高めに出ているため、ダマシには注意した方がいいだろう。
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