【米国株】
6月の米卸売物価指数（PPI）の上昇率が前日のCPIに続いで予想を下回った事で、7月の利上げが今年最後になるのでは…との憶測からこの日は終日堅調に推移し、NYダウは＋47.71ドルの34395.14ドル、ナスダック総合指数も＋219.607pの14138.570pと4日続伸で終わった。


【★日経平均見通し★】
今週、注目された米国のCPI.PPIの発表を受けて、米国の利上げ観測が2回から1回になるかも…との期待感から本日のスタートも堅調に始まりそうだが、3連休を控え手控えムードが強くなると思われる。また、昨日発表された指数寄与度の高いファーストリテイリング（9983）の決算内容は概ね良好でADRで大きく買われている事から、同社が指数を押し上げる展開も想定しておいた方がよさそうだ。
※ファーストリテイリング（9983）国内終値35,450円：ADR終値37,058.4（国内終値比+1608.4）


－【重要指標】－
●日経平均株価 PER：14.89倍（先進国平均：約18倍）まだ割安水準
　　　　　　　 PBR： 1.34倍（先進国平均：約2.8倍）
　　　　配当利回り： 1.99％　

●騰落レシオ（25日）102.50％　過熱感なし（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：42.2％（昨日の上昇で買い戻しが入ったようだ）
●日経平均ボラティリティー・インデックス：20.23（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）


－【前営業日（7/13）のおさらい】－
前日の米国の株高を受けて、東京市場は32000円台を回復して始まった。前日に発表された6月の米国消費者物価指数（CPI）は、市場予想また前月比共に下回った事で米国の利上げ長期化懸念が後退した。またドル円は138円台をつけているものの、米国でのナスダック高からハイテク株が物色され、日経平均株価は＋475.40円高の32419.33円、またTOPIXは＋21.51pの2242.99pと8日ぶりに上昇して終わった。


日経平均　32,419.33 （+475.40）
TOPIX　　　2,242.99 （+21.51）
マザーズ　　 789.84 （+16.30）

東証プライム売買代金：3兆2828億円
値上がり1089／値下がり668／変わらず78
グロース売買代金：1499億円

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【今週の重要スケジュール】

注目された指数寄与度の高いファーストリテイリングの23年8月期第3四半期決算は、今期最終利益を8％上方修正、配当計画も30円増額修正！
日経平均株価指数だけ元気な体感の悪い相場になる可能性あり。

7/14(金)
スモールSQ
Ｇ20財務相・中央銀行総裁会議（インド、～7/18）