ビッグマックから海外投資家の日本株買いが今後も継続する事を予想する?
そんな事予想できるわけないじゃん!?
いえいえ、実はそうでも無いんです。
ドル円の為替レートは、149円台と円安方向への動きになかなか歯止めがかかりません。
円安状態はいつになったら修正されるのでしょうか?
日銀の金融政策決定会合の結果は概ね「現状維持」と受け止められ、国内の金利上昇が「実感」されるのは、まだまだ先のお話となりそうです。
一方で米国の金利政策は、FOMC後に「まだ1~2回の利上げはありうる」と受け止められ、日米の金利差は拡大したままですから、円安進行はやむ無しとの印象です。
ほぼ1年ぶりに「ビッグマック指数(BMI)」をチェックしてみました。
BMIは、ある国のビッグマックの価格(現地通貨価格のドル換算値)を米国のビッグマックの価格で割って算出します。
この指数は「ある通貨」が過大評価または過小評価されているかどうかを、「単純に」判断する為に使われる事が一般的で、経済力や物価などを比較する事には不向きである点にはご留意ください。
ちょうど1年ほど前、日本のBMI指数はマイナス45.1で日本は40位(ベンチマークの米国を除く)でした。
当時、日本よりもこの数値が低かった国は13か国だけ。
つまり、順位的には下から数えた方が早い状況で、それだけ円は「過小評価状態」にあったと言えます。
2023年7月時点では、日本のBMI指数はマイナス43.2で日本は43位(ベンチマークの米国を除く)、日本よりもこの数値が低い国は10か国だけです。
円はドルに対して43%「アンダーバリュー状態」にあるという事になります。
2023年7月時点では、ビッグマックが世界で最も高値で販売されている国はスイスで、値段は1個で7.73米ドル(2023年9月8日の為替レートで約1,142円)でした。ビッグマックは、米国では5.58米ドル(約824円)、ユーロ圏では5.82米ドル(約860円)で販売されています。
米国はインフレ状態にありますから、ビッグマックの5.58米ドルは、1月から4%超上昇した状態です。前年同月比では8.3%の値上がりで、12年7月以来の高い上昇率となりました。
ご参考までに、2000年当時の日本のBMIは10.5で世界第5位でした。
BMIから見る足元の「異常なほどの円安」状態は、「異常であるからこそいずれ修正される」と仮定するのであれば、かなり乱暴な推論ながら、時間軸的にはここから20年近くかかって修正されてもおかしくないかもしれません。
43%のアンダーバリューが修正されると仮定すれば、ドル円は1米ドル=104.2円くらいまで円高にならねば均衡しないという試算になります。
「強い」ドル資産こそを持つべきなのか、「大幅に割安状態の」円資産を持つべきなのか、一概に判断をする事は非常に難しいのですが、海外投資家目線で考えるのであれば、今後も割安状態にある「円資産」、言い換えれば日本株への投資は継続的に続く可能性が高いと申し上げて宜しいように思います。
会員様各位の中にも、「ドル資産」として米国株をポートフォリオに加えておられる方が少なく無いものと思いますが、今こそ「円資産」として日本株を買っておき、20年後にお子さんやお孫さんに、「遺産」として「相続」する、などという投資スタンスも、なんとなくご検討いただいても宜しいのではないでしょうか。
日々、日米の金利動向と、ドル円レートと、株価推移を目で追う事を、この先20年も続けるなんて、なんだか寂しい、楽しくない気がしているのは私だけでしょうか。。。
執筆:木村泰章
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単発スポット銘柄の見解
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◆≪木村のレッドダイヤモンド銘柄-PREMIUM-≫
本日一時6%を超える上昇となりました。
水準訂正を期待した買いが流入したものと見ます。
◆≪木村のプラチナメソッド銘柄【逆襲】≫
既に利確ポイント到達済み。
再び大幅上昇をお待ちいただく時間も、あと僅かと見ています。
◆≪木村のギャラクシーダイヤモンド銘柄≫
引き続き株価の値持ち比較的良しとの印象です。
2年後にも株価7倍となる可能性が高いと見ていますのでガチHOLDしてください。
◆≪木村のザ・カリナンダイヤ銘柄≫
既に利確ポイント到達済み。
下値はジワリと切り上がり始めており、再び大幅上昇となる前の準備は整いつつあるものと見ます。
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