【★日経平均見通し★】
短期的な急騰を受けて過熱感を意識する展開となっているものの、買い遅れた機関投資家の押し目買いが下支えすると思われる。昨日は割安株の利益確定売りが出たことで、日米金利低下を背景に出遅れ感の強いグロース株への資金シフトが期待される。

【米国株】
ダウは小幅反落もナスダックは9日続伸！
追加の利上げ観測の後退により米長期金利が低下基調となり、米国株式市場はハイテク株を中心にしっかりした動きとなった。ただ短期間での上昇から過熱感が意識され利益確定の売りに押されたものの、この急上昇で買い遅れた機関投資家の押し目買いが下支えしたと見られ、ナスダックはプラスで引けた。。


・NYダウ
34,112.27（-40.33）
・ナスダック
13,650.41（+10.56）
・S&P500
4,382.78（+4.40）
・SOX指数
3,472.67（+1.21）
・CME日経平均先物
32,320.00（11/8:日経終値比+154円）
※執筆時（8：00）


－【重要指標】－
●日経平均株価
PER：14.57倍（先進国平均：約19倍）まだ割安水準
PBR： 1.29倍（先進国平均：約2.9倍）
配当利回り：2.01％　

●騰落レシオ（25日）：93.11％　※まだ低水準（120％以上になると過熱感が意識される）
●空売り比率：44.8％
●日経平均ボラティリティー・インデックス：20.03（通常は20～30ポイント程度のレンジ内で推移、30ポイント接近で警戒）

－【前営業日（11/8）のおさらい】－
日経平均は続落。
ナスダック市場が2年ぶりに8連騰したことで、朝方は半導体関連をはじめハイテク株が買われた。しかし買い一巡後は方向感が乏しい中、決算発表銘柄の商いが賑わう反面、米金利低下から銀行株が売られ、また割安株にも利益確定売りが出されたことから、日経平均は軟調に推移しマイナス圏まで下落した。。

日経平均株価：32,166.48（-105.34）
TOPIX　 　　： 2,305.95（-26.96)
グロース250 ： 　689.45（-3.55）
東証プライム売買代金：4兆8,165億円
値上がり404／値下がり1227／変わらず28
グロース売買代金：1106億円

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【今週の重要スケジュール】

11月9日（木）
パウエルFRB議長発言
《主な決算発表》
INPEX（1605）、ソニーG（6758）、ホンダ（7267）...など334銘柄

11月10日（金）
米　11月ミシガン大学消費者態度指数
市場予想：63.8
※下回ると景気減速懸念
《主な決算発表》
東エレク（8035）、資生堂（4911）、SBI(8473）...など629銘柄