SANKO MARKETING FOODS（2762）
居酒屋等の外食事業や水産事業を展開。
11/7に発表の10月度既存店売上高は、前年同期比で114.8％と大きく上回った。水産事業とのシナジー効果を最大化する「アカマル屋鮮魚店」は鮮魚店併設型の大衆酒場で、魚価の高騰に関わらず原価の抑制を実現し、魚本来の価値を伝えることで顧客満足を達成するブランドとして育成中。定期的に実施されるまぐろの解体ショーはインバウンドにも人気が出そうだ。昨日は株主優待制度の内容変更を発表。前場は陰線坊主であるものの、中長期での下値切り上げに期待したい動き。

ニレコ（6863）
産業用制御機器・計測機器メーカー。
先週発表の2Q累計決算は経常利益が前年同期比43.7％増の5.8億円に拡大。半導体製造・検査装置業界向け部品の受注が落ち着いているようだが、高水準の受注残高を背景に売上に寄与しているようだ。足元では半導体関連株が切り返しており、出遅れとして注目しておきたい。PBRは0.6倍台の割安水準。チャートは75日線を割り込むも下値は堅い様相。

東祥（8920）
スポーツクラブやホテルを運営。
直近の2Q累計業績は、経常利益が前年同期比32.5％増の19.8億円に拡大し、予想値15.6億円を上回って着地している。ホテル事業が好調なほか、スポーツクラブ会員数も回復傾向にあるようだ。昨日、日本政府観光局が発表した10月の訪日客数は251万6500人とコロナ前の水準を初めて上回っている。今週は安値更新の場面で出来高が増加しており、売り物が出尽くした可能性があり注目。